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反落、米株安で売り先行も下げ渋る
東京株式(前引け)=反落、米株安で売り先行も下げ渋る
15日午前の日経平均株価は前日比54円61銭安の2万1791円87銭、東証株価指数(TOPIX)は3.17ポイント安の1638.09と、ともに小幅安。
 
前日の米国市場で主要株価指数が下落した流れを引き継ぎ、売りが先行した。米国ではトランプ米政権が進めてきた金融規制緩和に対する民主党の否定的立場や、消費者物価指数の伸び悩みを受けて長期金利が低下するなど、金融株の下落につながった。
その流れを東京株式市場も受け継ぎ、保険、銀行株に売りが集まった。
 
その後は、半導体関連は一部買い戻しの動きがみられるほか、個人投資家を中心とした押し目買いも入り、日経平均の下げ幅は一時30円弱まで縮まった。とはいえ、米ハイテク大手のエヌビディアの決算などを控えて積極的な買いは入りにくいという。
 
また、時間外取引での米株価指数先物が軟調な動きとなる一方、中国の上海総合指数は反発するなど、まちまちの動きで、決め手に欠けたようだ。
 
市場では「手掛かり材料に乏しいなか、17日から開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)を前に、様子見姿勢が強まっているようだ」との見方があった。
 
東証1部の出来高は7億2408万株、売買代金は1兆842億円。騰落銘柄数は値上がり1138銘柄、値下がり884銘柄、変わらず83銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)では、銀行業、保険業、パルプ・紙の下落が目立つ一方、サービス業、ゴム製品、水産・農林業などは上昇した。
 
個別では、ソフトバンクやファナックなどの値がさ株の一角が下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも下落した。武田や第一三共、アステラスなど医薬品株の下げも目立った。トヨタとホンダが安く、学研ホールディングスがストップ安、ジーンズメイトも急落した。
 
半面、キーエンスが堅調、資生堂と花王は上昇。リクルートとトレンドも高かった。アイビーシーは商いを膨らませストップ高。ライドオンエクスプレスホールディングス、オプティム、宮越ホールディングスなども値幅制限いっぱいに買われた。
 
 
東証2部株価指数は前日比56.98ポイント高の7349.54ポイントと反発した。
出来高1億1643万株。値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は246となった。
 
個別では、東芝、パルステック工業が年初来高値を更新した。Abalance、やまみ、インタートレード、アイル、ラピーヌが買われた。
 
一方、JESCOホールディングス、あじかん、デュアルタップ、FRACTALE、日本ピグメントなど34銘柄が年初来安値を更新した。
MRKホールディングス、RVH、スリーエフ、まんだらけ、KIホールディングスが売られた。

 
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