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NYダウ220ドル安、米中交渉の先行き不透明感で下落
【市況】NYダウ220ドル安、米中交渉の先行き不透明感で下落
7日のNYダウ工業株30種平均は前日比220ドル77セント安の2万5169ドル53セントと続落で終えた。
 
欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正したことで欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行した。クドロー国家経済会議議長が米中交渉の合意まで「かなりの距離がある」との見方を示したほか、米CNBCが関係者の話として「トランプ大統領も3月2日の期限まで習首席と会うことはないだろう」と語り、先行き不透明感から下落となった。
 
航空機のボーイングやアップル、工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、建機のキャタピラーなど中国売上比率の高い銘柄が軒並み下落。米金利の低下を受けてゴールドマン・サックスなど大手銀行株も売られ、ダウ平均は一時下げ幅を389ドルに広げた。
 
欧州連合(EU)の欧州委員会が7日、2019年の実質経済成長率の見通しを前回予想から大幅に下方修正した。英中銀のイングランド銀行も英経済の成長率見通しを引き下げた。「世界景気の減速懸念を背景とした昨年12月の株安が連想され、投資家心理を冷やした」との声があった。
 
セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が下落した。
 
ナスダック総合株価指数は、前日比86.929ポイント(1.2%)安の7288.352で終えた。アップルやフェイスブックなど主力株や、バイオ株が大幅に下げた。
 
個別銘柄では、衣料品のタペストリー(TPR)は、決算内容及び業績見通しが予想を下回り大幅下落。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、1-3月期の売上高見通しが予想を下振れ下落した。長期金利の低下でゴールドマンサックス(GS)やJPモルガン(JPM)などの金融関連企業が軒並み売られた。
一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、決算内容が好感され大幅上昇となった。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
25,169.53−220.77
S&P500種
2,706.05−25.56
ナスダック
7,288.352−86.929
NY金(ドル/トロイオンス)
1,314.40−4.80   
NY原油(ドル/バレル)
52.57−1.44
円・ドル
109.80 - 109.81−0.11


 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は続落した。
3月物は前日比320円安の2万0540円で終え、大阪取引所の終値を180円下回った。
米中貿易協議や欧州景気の先行き警戒感が広がり、米株式相場が下げたのにつれた。
米メディアは7日、「トランプ大統領が米中貿易協議の期限である3月1日までに習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談する計画はない」と伝えた。
来週に米中貿易協議の閣僚級会合が開かれる見通しだが、報道を受けて期限内合意への期待が薄れた。先行き不透明感から下落となった。
 
3月物の安値は2万0440円、高値は2万0895円だった。

シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
20540 ( -180 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
20540 ( -180 )
( )は大阪取引所終値比



【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7093.58(-79.51)
FTSE100種総合株価指数は、欧州経済の先行き懸念や英通貨ポンドの反発を嫌気して続落した。前日6日の終値に比べ79.51ポイント安の7093.58で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
この日のFT指数はジリ安。午前中に欧州連合(EU)欧州委員会がユーロ圏経済の成長見通しを下方修正したほか、英イングランド銀行(中央銀行)による英成長見通しの下向き改定も続き、地合いが悪化していった。
 
個別銘柄では、旅行のTUIが急落して始まり、19%超安まで値下げ幅を拡大して引けた。ポンド通貨安が業績を圧迫するとの見方から通期利益の見通しを引き下げたことを嫌気した売りが膨らんだ。ネット専業スーパーのオカドは9%強、下落した。5日未明に同社の倉庫で発生した火災が沈火できず、売り上げへの影響が懸念された。
広告のWPPグループも終日、大幅安で推移した。仏同業の株安が波及した。原油相場の下落に連れて、時価総額の大きい石油株が売りに転じた。銀行株をはじめ金融株も売りに押された。
 
半面、ポンド安の恩恵を受けやすい海外で収益を得る医療機器のスミス・アンド・ネフューや酒類のディアジオ、たばこ株が上昇した。スミス・アンド・ネフューは5.7%高、アナリストが目標株価を引き上げたことも買い手がかりになり、大幅に上昇した。
英給食サービス大手コンパス・グループは3.7%高、保険会社ヒスコックスは1.8%高、英酒造大手ディアジオは1.4%高と買われた。


■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11022.02(-302.70)
ドイツ株式指数(DAX)は大幅に続落した。終値は前日6日と比べて302.70ポイント安の11022.02だった。1日の下げ幅としては2018年12月6日以来の大幅な下落となった。世界経済の減速を懸念した売りが加速し、全銘柄が下落した。
 
6日と7日に発表になったドイツの経済指標が相次いで悪化したほか、7日に欧州連合(EU)の欧州委員会が2019年の実質経済成長率の見通しを前回の18年11月から大幅に下方修正した。英中央銀行イングランド銀行も英国の成長見通しを引き下げた。
 
個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードがふたたび15%安と急落した。不正取引をめぐる報道を手かがりに株価は乱高下している。独長期国債の低下を背景にドイツ銀行の下げも目立った。自動車など輸出株も安かった。
 


■フランス・パリ株価指数
CAC40 4985.56(-93.49)
フランスの株価指数CAC40は1.8%の下落。四半期決算が減収となった広告大手のパブリシス・グループが15%近く下落し、指数の下げを主導した。
 
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