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62円安と続落スタート、手掛かり材料難
【市況】東京株式(寄り付き)=62円安と続落スタート、手掛かり材料難
【寄り付き概況】

17日前場寄り付きの経平均株価は、前日比60円62銭安の2万1474円63銭と続落してスタート。
米中貿易摩擦への警戒から前日の米株式市場で主要3指数はそろって下落。投資家心理が悪化し、売りが先行した。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も安い。
 
トランプ米大統領が米中貿易交渉に関し「長い道のりがある」と発言。ほぼ全ての中国製品を対象にした追加関税についても「私が望めば発動することは可能だ」と述べており、貿易協議の長期化が嫌気された。東エレクやアドテストといった半導体関連を中心に売りが出て相場を下押しした。
 
薄商いのなか、上値を追いにくい環境にある。外国為替市場で円安に振れていることはポジティブ材料だが、最近の東京株式市場は為替との連動性が薄れている。また、原油価格の急落などリスクオフを示唆する動きもあり、商い低調ななか、上下に方向感の定まらない展開が想定される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、5業種が高く、値上がり上位に繊維、倉庫など。 一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、精密機器など。
 
個別では、HISによるTOB(株式公開買い付け)について特別委員会を設置して対応を決めると発表したユニゾHDが安い。ソフトバンクグループ(SBG)やファストリなど値がさ株のほか、トヨタ、ホンダ、SUBARU、東エレク、村田製、SUMCOが値を下げ、テルモ、武田、資生堂、JXTGは売られている。
 
一方、ソニーが値を上げ、キーエンス、SMC、ファナックやダイキンが高い。日産化や安川電が上昇している。三菱UFJ、三井住友が、T&DHDは小幅続伸。バンナムHDが買われている。

225先物はソジェン・パリバ・UBS・アムロ・シティが買い越し。
野村・クレディ・バークレイズ・JP・IBが売り越し。
TOPIX先物は大和・GS・UBSが買い越し。
バークレイズ・ソジェン・パリバ・アムロ・モルスタ・SBI・野村が売り越し。
 
テクニカル的には、丸大食(2288)、神戸物産(3038)、ドトル日レス(3087)、ニッケ(3201)、東急不(3289)、クスリアオキ(3549)、メディアドゥ(3678)、テクマト(3762)、チタン工(4098)、タキロンシーアイ(4215)、サイバネット(4312)、インソース(6200)、ワイエイシイ(6298)、オルガノ(6368)、OKI(6703)、三井ハイテク(6966)、リックス(7525)、パンパシ(7532)、スノーイーク(7816)、ヤマハ(7951)、高島(8007)、日コンセ(9386)が動兆。

 
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