伸び悩みか
伸び悩みか |
日経平均株価は、前営業日比79円安の2万7606円と続落。続落といっても、この2日間は株価が下を向いている感じがしない。
ソフトバンクGと任天堂のマイナス寄与分が80円程度あり、これできょうの下げ分(79円安)はほぼ説明できる。プライム市場の値上がり銘柄数も値下がりを250程度上回った。
TOPIXもプラスで終えており、日本株全体としてはそこまで弱くはなかった。
ただ、米国株の上昇は好感できずに終えており、安値(2万7458円)では2万7500円を割り込んだ。月曜と火曜は2万7600円より上で推移できており、もみ合い上放れが期待できそうであったが、きょうは押し戻された格好となった。
あす以降もまだ注目決算は多いが、来週火曜の14日には大方出そろう。決算発表が少なくなると個別の活況が期待しづらく、市場エネルギーの低下も懸念される。
きょうの下げが大きかったソフトバンクGや任天堂も、大幅安ではあったが安値は前場につけている。当面の売り出尽くしとなって反転してくるようなら、きょうとは逆の展開も期待できるだけに、この2銘柄のあすの値動きにも注目しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
29509.88 ボリンジャー:+3σ(13週)
28947.60 ボリンジャー:+2σ(26週)
28806.85 ボリンジャー:+3σ(25日)
28721.05 ボリンジャー:+2σ(13週)
28148.08 ボリンジャー:+2σ(25日)
28139.68 ボリンジャー:+1σ(26週)
27932.21 ボリンジャー:+1σ(13週)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27606.46 ★日経平均株価8日終値
27561.72 均衡表転換線(日足)
27540.66 6日移動平均線
27489.31 ボリンジャー:+1σ(25日)
27422.37 均衡表基準線(週足)
27395.01 新値三本足陰転値
27331.77 26週移動平均線
27268.61 75日移動平均線
27239.27 200日移動平均線
27228.11 均衡表雲上限(日足)
27161.88 均衡表雲下限(週足)
27143.38 13週移動平均線
26928.79 均衡表転換線(週足)
26917.70 均衡表雲下限(日足)
26830.53 25日移動平均線
26741.56 均衡表基準線(日足)
ローソク足は3本連続で陰線を描き、2月3日高値27612.57円を下端とするマドを埋めた。5日や25日の移動平均線が上向きをキープしたほか、TOPIXは1月31日の直近高値超えまで上ヒゲを出しており、一目均衡表の三役好転継続と併せて地合いの強さを確認する形となった。一方、RSI(14日ベース)が過熱圏入りの80%を突破。パラボリック陰転値(本日27389.18円)まで69.35円を残す27458.53円まで下ヒゲを出したこともあり、短期的な売り圧力増大リスクにも留意が必要となろう。