兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
「単純」
「単純」
「単純」
 
週末のNY市場で主要3指数は4日ぶりの反落。
米中通商協議が行き詰っているとの報道で下落に転じたとの解釈。
トランプ政権が中国の通信機器大手ファーウェイに対する事実上の輸出禁止措置を打ち出した。
中国外務省報道官は「意味のある通商交渉にするためには米国側が誠意を示さなければならない」とコメント。
一方アメリカ側は輸入自動車や部品に対する関税の判断を最大6カ月延期すると正式に発表。
トランプ米大統領はカナダとメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム輸入関税を撤廃することで合意したと発表。
行方の定まらない週末となった。
週間ではNYダウが3年ぶりの4週続落(0.7%安で累計3.0%下落)。
S&P500(0.8%安で累計0.8%安)とNASDAQ(1.3%安で累計4.3%安)が2週続落。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は102.4。
前月から5.3%上昇し2004年以来の高水準。
10年国債利回りは2.3%台。
欧州議会選挙を巡る懸念を背景にユーロに対する需要が減退したことを受けドルが上昇。
英国ではEU離脱を巡り与野党が進めていた協議が決裂。
英ポンドは1月15日以来の安値を更新した。
ドル円は110円台前半。
 
週末の日経平均は寄り付き184円高、300円以上上昇して終値187円高。
令和2度目の反発(2勝8敗)。
日足は微妙に陽線。
「対立激化が警戒されるアメリカおよび中国の株式市場は比較的落ち着いていたので戻りを試す動き」との見方。
「買い戻しとは思えない執拗な買い。
景気動向指数の悪化で景気論議が活発化。
16日夜に首相がエコノミストと会合を持ったことも消費増税延期への期待感を醸成した。
2度あることは3度ある」という声もある。
週間では94円の下落。
ただ週初の発射台が低かったため週足は陽線。
週間ベースでは日経平均株価は0.4%安、2週続落(累計4.5%下落)。
TOPIXは0.3%安、2週続落(同3.9%下落)。
東証マザーズ指数は2.2%安、2週続落(同5.7%下落)。
日経ジャスダック平均は1.1%安、2週続落(同2.4%下落)、
東証2部指数は0.7%安、2週続落(同2.6%下落)。
値上がり1705銘柄、値下がり377銘柄。
新高値94銘柄、新安値61銘柄。
騰落レシオは78.82。
NT倍率は13.70倍。
25日線からは2.5%、200日線からは2.8%のマイナスかい離。
サイコロは3勝9敗で25%。
松井証券信用評価損益率(速報)
売り方▲8.538%。買い方▲13.071%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲14.583%。
買い方▲21.041%。
空売り比率は45.2%で46日連続の40%超。
日経HVは12.0、日経VIは18.56。
日経平均採用銘柄のPERは11.93倍でEPSは1781円と復活。
PBRは1.06倍(BPSは20047円)。
シカゴ225先物終値は大証日中比45円安の21225円。
高値21390円、安値21140円。
75日線(21247円)が上値を抑えた格好。
26週線(21206円)は抜けた。
13週線(21536円)が欲しい。
週足のボリンジャーのマイナス1σが21136円。
プラス1σが21935円。
日足のボリンジャーのマイナス1σが21376円、マイナス2σが20958円。
プラス1σが22213円だ。
一目均衡の雲の上限が21367円。週末にヒゲで止まった水準。
下限は21087円で上抜けた。
勝手雲が21日に黒くねじれていることは警戒感。
1〜3月のGDP発表での消費税論議次第の展開だろうか。
NYのダウ輸送株指数の大幅続落が気にかかる週明け。
気学では「押し込むと跳ね返す日。足取りに注意して駆け引きせよ」。
火曜は「安値にあるときは急伸する日」。
水曜は「相場の分岐する日。足取りに追従して駆け引きせよ」。
木曜は「変化注意日」。
金曜は「前場安いと後場高の日。逆なら見送り」。
毎年5月決算明けからの第4週の日経平均株価は高い日のほうが多いというのがアノマリー。
 
木曜夜に複数のエコノミストと公邸での2時間の会食が話題となった首相。
金曜は6時53分から内神田の居酒屋「UZU」。
秘書官との食事が3時間近くというのは奇妙な動き。
そして土曜はスリーハンドレッドでゴルフ。
同伴は三興グループの井本真道代表たち。
この三興グループというのは品川区所在。
「国内外における製造プラント、
原子力施設、ビル設備等の計装・電気・配管プロジェクトエンジニアリング」が中核。
いずれなんかの意味を持ってくるのだろうか。
 
今朝の朝刊では「情報通信市場年173兆円市場へ」の見出し。
総務省がまとめたレポートだ。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)によって世界の情報通信市場は年173兆円拡大するとの試算。
スマートメーターやカーシェア、農業の自動化や食品廃棄の減少などが背景。
欧州35兆円、北米29兆円、中国が28兆円との試算だ。
電力計、センサーなどが材料になろうか。
 
ケンミレのメルマガの指摘。

東証一部単純平均は2016年6月1753円→2018年1月2914円。
1年半で65%上昇。
そこから調整。
2018年12月末1947円と33%下落。
値幅調整では既に3分の2押しを割り込んで「全値押し」に向かった格好。
1月からの上昇継続で今は15%リバウンドした水準。
これは丁度「3分の1戻し」水準まで上昇したことになる。
 
シンプル過ぎて目が届かないのが東証1部単純平均。
しかし日経平均よりマトモな指数であることは間違いない。
因みに直近は2141円。
2018年末2077円、2018年末2946円。
 
「経済の実態は日経平均株価より、単純平均株価の方が良く表していると思います。
個人投資家の儲け度合いも単純平均株価の連動に尽きると思います。
日経平均株価などのまやかしに騙されてはいけません。
単純平均株価が2倍になれば・・・。
我々はかなりのお金を残せます」。
崇敬する未来かたる氏が5年前に書いていた言葉。
 
 
NYダウは98ドル安の25764ドルと4日ぶりの反落。
NASDAQは81ポイント安の7816ポイント。
S&P500は16ポイント安の2859ポイント。
ダウ輸送株指数は113ポイント安の10491ポイント。
SOX指数は1.96%の下落。
VIX指数は15.98。
3市場の売買高は67.1億株。
225先物CME円建ては大証日中比45円安の21225円。
ドル建ては大証比35ポイント安の21235ポイント。
大証夜間取引終値は日中比50円安の21220円。
ドル円は110.07円。
10年国債利回りは2.392%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
シンシア(7782))・・・動兆
 
シンシアに注目する。
同社はコンタクトレンズの製造・卸。
ネット等の新販路で成長期待。
シリコーンハイドロゲル素材レンズで眼科併設店やコンタクト量販店向け拡大。
リバウンド期待。
 

(兜町カタリスト櫻井)

 
a