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強弱感が対立か

強弱感が対立か
日経平均は反発。前場は模様眺めムードの強い地合いが続いたが、後場はかなり強い動きとなった。先週末の8日に2万3500円台に乗せた後に急失速したが、深押しすることなく早々に2万3500円台を回復してきたことは先高期待を高める。こういった動きを見せられると買い方は勢いづき、売り方は手じまいを余儀なくされる。

明日13日の日経平均株価は強弱感が対立か。12日の日経平均株価は大幅反発、改めて基調の強さを印象付けている。
相場の落ち着きとともに買い戻しを誘いやすい状況に変わりはない。
もっとも、外部環境に変調を来せば、利益確定売りが出やすい面もある。香港の政情不安が続き、米中貿易交渉の先行きも明確には見通せず、不透明感は尾を引いている。
明日はパウエルFRB議長の議会証言(13日〜14日)を前にして動きづらい局面ではあるが、きょうの上昇を受けて、楽観ムードが強まると予想する。
日経平均は8日の高値2万3591円を上回ってくれば、一気に2万4000円どころを試しに行く可能性が高いだろう。

市場では、「急ピッチな上昇を演じただけに、積極的に上値は買えず、上がれば戻り待ちの売りが出てくる」、「ここから買ってどれだけ取れるかを考えるとなかなか踏み出せないのではないか」といった声が聞かれる。

短期的な反動を見据え、調整待ちの見方も増えつつある。ちなみに、2000年から2018年までの11月13日の日経平均株価の騰落を追うと、13営業日中で2勝11敗。いわば、「下げの特異日」に映り、警戒する向きもあるだろう。


 
 
■テクニカル・ポイント(12日現在)
 
24719.81  ボリンジャー:+3σ(13週)
24566.62  ボリンジャー:+3σ(25日)
24085.83  ボリンジャー:+3σ(26週)
23899.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
23834.37  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
23520.01  ★日経平均株価12日終値
 
23354.98  6日移動平均線
23303.82  新値三本足陰転値
23260.14  ボリンジャー:+2σ(26週)
23232.13  ボリンジャー:+1σ(25日)
23148.35  均衡表転換線(日足)
22948.93  ボリンジャー:+1σ(13週)
22564.88  25日移動平均線
22434.46  ボリンジャー:+1σ(26週)
22433.55  均衡表基準線(日足)
22433.55  均衡表転換線(週足)

ローソク足は陽線を引き、上向きの5日移動平均線上に明確に復帰した。日足の一目均衡表では転換線と基準線が横ばいにとどまったが、遅行線は株価との上方乖離幅を一段と拡大し、強気シグナルがさらに鮮明になった。
 
また、ボリンジャーバンドでは、+1σと+2σに挟まれるレンジ内で推移し、買い手優位の形勢が続いた。ただ、RSI(14日ベース)では82.25%(昨日80.54%)と過熱ゾーンの80%台に滞留し、引き続き過熱状態が示唆されている。
 
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