兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「転換日?」
「転換日?」
「転換日?」
 
週明けのNY株式市場は反発。
NYダウは212ドル高の24573ドル。
上場幅は一時300ドルを超えた場面もあった。
「英仏米によるシリア攻撃が終了したとの見方から、中東情勢を巡る不透明感が後退した」との解釈。
「本格化している米企業決算への期待も買いを後押しした」と一転して楽観論も見られた。
昼過ぎまでは小幅高で推移。
アマゾンが薬剤販売事業への参入を棚上げすると報じられたことを材料視。
ドラッグストアのCVSヘルスなど医薬品小売関連連銘柄が急伸。
主要株価指数も一段高となった。
ほぼ全面高となったが特に電気通信、生活必需品、素材、化学などのセクターが堅調。
一方で金融セクターは軟調が継続した。
VIX(恐怖)指数は16.56と5日連続で低下。
3月21日以来、1カ月ぶりの低水準となった。
3月の小売売上高が市場予想の0.4%に対し0.6%増。
4ヵ月ぶりにプラスになったことも追い風。
4月のニューヨーク連銀製造業景況指数は予想の18.4に対し15.8で着地した。
債券は一時買われたものの上値は重かった。
引け後の10年債利回りは2.823%。
10年債と2年債の利回り差は終値ベースで0.45%。
07年10月15日以来10年半ぶりの小ささだった。
 
一応続伸だった月曜の日経平均。
東証1部の値上がり銘柄1192、値下がり805。
しかし新高値34(前日19)、新安値50(前日44)と相変わらず新安値優勢。
「日経平均は終日底固い動き。
新興市場は大崩れ。
中小型から大型への資金シフトの影響」という声もあった。
「可もなく不可もなく」という声もあるが「寄り付き急落」予想の向きは反省が必要だろう。
気になるのは中国の株価の軟調。
そして日米首脳会談への警戒感というもっともらしい指摘もある。
市場は常に不安材料を抱えていないと安心できないのだとしたら滑稽でもある。
4月SQ値21853円に対しては2敗。
当面はココを抜けることが課題だ。
25日線からは1.6%のプラスかい離。
200日線からは2.0%のプラスかい離。
騰落レシオは105.52%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.059%(前日▲12.137%)。
買い方▲9.717%(前日▲8.864%)。
買い方も悪化した。 
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲12.53%(前日▲18.95%)。
買い方▲17.46%(前日▲14.32%)。
新興中小型の買い方はキツイ状況だ。
空売り比率は40.6%。(前日38.3%)とまた40%台。
昨日朝方の売りと考えた方が良いのかも知れない。
日経VIは17.92まで低下したのは好材料。
日経平均採用銘柄のEPSは1700.59円でPERは12.84倍。
決算通過で、EPS1750円でPER13倍なら22750円と計算は可能だ。
昨日の日中値幅が104円で今年最低だったなら売買エネルギーとマインド的には陰の極。
気学では「転換日。天底となる」だ。
「勝手雲」の17日の白へのねじれを信じるかどうかの火曜日。


(兜町カタリスト櫻井)

 
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