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39円高と小幅続伸、米国株高を受け
東京株式(前引け)=39円高と小幅続伸、米国株高を受け
16日午前の日経平均株価は小幅に続伸し、前日比39円97銭高の2万9682円66銭で終えた。
前日のNYダウは305ドル高と急伸し、最高値を更新した。これを受け、東京株式市場も買い先行で始まり、朝方に日経平均株価は一時140円強上昇した。ただ、買い一巡後は売りに押される展開となり上昇幅を縮小しマイナス圏に転じる場面もあった
 
半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)が15日に2021年の設備投資計画を上方修正したことなどで、値がさの半導体関連株などが堅調で指数を支えた。
 
午前の取引時間中に発表された中国の1〜3月期の実質国内総生産(GDP)は前年同期比18.3%増と、日経QUICKニュース(NQN)と日本経済新聞社がまとめた市場予想の平均を上回った。
ただ、公表後には再び日経平均は下落に転じた。おおむね予想の範囲内との受け止めで、市場では「中国経済の成長が鈍化するのではないかとの懸念が意識されている」とみていた。
 
JPX日経インデックス400は小幅続伸。東証株価指数(TOPIX)は小幅に反落した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9663億円、売買高は4億4158万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は936と、全体の4割強にとどまった。値下がりは1107、変わらずは136銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は鉱業、精密機器、不動産業などが上昇。下落は海運業、鉄鋼、非鉄金属など。
 
個別銘柄では、スクエニHDが急伸。任天堂やファーストリテイリング、エムスリーや日本電産、東宝が買われた。レーザーテックや東京エレクトロンなど半導体関連株が買われた。
 
一方、ソフトバンクグループやソニーグループが安く、郵船、商船三井が売られた。いすゞ、三菱自、日産自も安かった。オリエンタルランドやマネックスグループが値を下げた。東芝も売られた。
 
 
東証2部株価指数は前日比12.85ポイント安の7501.05ポイントと反落した。
出来高1億185万株。値上がり銘柄数は167、値下がり銘柄数は183となった。
 
個別では、西川ゴム工業、石井表記、アトム、ジュンテンドーが年初来安値を更新。松尾電機、ウインテスト、明治機械、ジャパンエンジンコーポレーション、SANEIが売られた。
 
一方、STIフードホールディングス、カワサキ、アートスパークホールディングス、リバーホールディングス、JMACSなど10銘柄が年初来高値を更新。光陽社、カーチスホールディングス、リヒトラブ、ケミプロ化成、那須電機鉄工が買われた。
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