「苦節」
「苦節」 |
「苦節」
日経1面トップの見出しは「遺伝子薬、国内初承認へ」。
サブ見出しは「足の血管再生と白血病」。
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血管再生で承認されたのは東証マザーズに上場するアンジェスが開発した「コラテジェン」。
重症になると足の切断もある閉塞性動脈硬化症などが対象だ。
患者は国内では15万人いるとされる。
血管がつまった足に新たな血管をつくる遺伝子を注射して治療する。
正式承認を経て、薬価は5月にも決まる。
関係者によると治療費は一人200〜300万円になるよう設定されるという見方がある。
バイオベンチャーとしてのマザーズ上場第一号の同社。
苦節20年近い時間を経てようやくこぎつけたという格好だ。
ここで門が開いたということは、足に限らず、将来はさまざまな部位への応用が効くと考えられよう。
最初に同社に取材したときに質問。
「これって狭心症とか脳梗塞にもいずれ応用できるのですか」。
開発が進めばその可能性も低くはないだろう。
長年、見続けてきたが「ようやく春」という印象だ。
「昨日6月に名古屋でアンジェスIR無料セミナーがあり司会が櫻井さん。
焼きもきしていたのが正直な気持ちでした。
昨日夜間取引見て他のネット時事通信を読み確信しました。
もう 嬉しくてたまりませんでした」。
と投資家さん。
もっとも一番待ち望んでいたのは患者さんたちだろうが・・・。
(櫻井)