下値模索の展開か
【オープニングコメント】 下値模索の展開か |
日経平均株価の予想レンジは、2万0800円-2万1200円を想定する。
週末要因などもあり、手控えムードが広がるなか、リスク回避姿勢が強まりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(23日終値は110円29−30銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同122円87−91銭)と円高方向に振れている。円高への警戒から、輸出関連銘柄はさえない展開を強いられそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所終値比240円安の2万860円だった。
5月月例経済報告の内容が悪ければ、消費増税が見送りになるとの見方がある。
寄り前に発表される4月消費者物価指数も要注目だが、ファンダメンタルズの弱さを確認することが政策期待を高め、株高を誘引するといったことは起こりうる。
トランプ米大統領が25日から来日するというスケジュールでもあり、日米の連携強化を期待した動きが出てくる可能性もある。指数はきょうの終値(2万1151円)が26週線(2万1186円)と近い。本日は先物主導で荒い動きが出てくるかもしれないが、終値で同水準を上回ることができるかに注目したい。
【好材料銘柄】
■クロスキャット <2307>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.4%にあたる77万株(金額で7億8386万円)を上限に、5月24日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■ルネサンス <2378>
大阪国際がんセンターにがん特化型「ルネサンス運動支援センター」を開設。
■ワールドホールディングス <2429>
九州経済産業局主催の「九州キャリアマッチングプログラム『マイスター☆LINK』」を受託。IoT・AI・半導体関連分野における高度スキル人材と地域企業のマッチング事業。
■共同ピーアール <2436>
情報マッチングプラットフォームを運営するネタもと社と資本業務提携。
■GMOペパボ <3633>
全国商工会連合会と包括連携協定を締結。会員事業者にホスティング事業、EC支援事業、ハンドメイド事業などのサービス利用を推進する。
■オプティム <3694>
眼底画像解析ソフト「眼底画像診断支援システム OPTiM Doctor Eye」が医療機器プログラムの認証を取得。
■ディー・ディー・エス <3782>
クラウド本人認証「マガタマサービス」が、オービックビジネスコンサルタント <4733> の業務クラウド「奉行クラウド Edge」と連携。また、多要素認証ソリューション「EVE シリーズ」が、クラウド型勤怠管理サービス「AKASHI」と連携。
■ALBERT <3906>
AI・高性能チャットボット「スグレス」とKDDI <9433> の法人向け「+メッセージ」配信サービス「KDDI Message Cast」の連携を開始。
■チエル <3933>
企業向けeラーニングシステム「GLEXA for エンタープライズ」をリリース。
■東邦システムサイエンス <4333>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.33%にあたる4万株(金額で3692万円)を上限に、5月24日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■イオンファンタジー <4343>
UUUM <3990> が提供する位置情報を活用したユーザー体験型アプリ「KiiiN(キーン)」に参画。「鉱山」と呼ばれるチェックポイントを全国のモーリーファンタジーなどに設置。
■アクリート <4395>
イー・カムトゥルー、BCホールディングスと飲食店向け予約台帳システム及びSMS配信ツールの開発で業務提携。また、法人向けに3キャリア共通メッセージアプリ「+メッセージ」の公式アカウントの提供支援サービスを開始。
■Gunosy <6047>
レオス・キャピタルワークスが23日付で財務省に提出した変更報告書によると、レオスの同社株式保有比率は10.05%→11.24%に増加した。
■東京機械製作所 <6335>
今期最終を17%上方修正。また、発行済み株式数の3.31%にあたる29万9000株の自社株を消却する。消却予定日は6月28日。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
5月月例経済報告
4月消費者物価指数(8:30)
3月全産業活動指数(13:30)
【海外】
米4月耐久財受注(21:30)
《米決算発表》
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