兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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軟調な展開か
【オープニングコメント】
軟調な展開か
3連休明け17日の日経平均株価は反落しそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万2000円
16日のNYダウ工業株30種平均は9営業日ぶりに反落し、前週末比142ドル安で終えた。14日にサウジアラビアの石油施設が攻撃を受け、同国産油量の約半分にあたる日量570万バレルの生産が停止した。中東情勢の緊迫化で原油価格が急騰し、企業収益を圧迫するとの警戒から米株式相場の上昇が一服した。この流れを受け、16日はNY原油先物相場が一時1バレル63ドル台に乗せ、約4カ月ぶりの高値圏に急伸した。需給逼迫を見込んだ買いが膨らんだ。原油価格高騰による企業業績への悪化が懸念された。
中東情勢は日本企業にも悪影響を及ぼす。緊張が長引けば原油価格は高止まりするとみられる。日本は原油輸入の4割弱をサウジに依存しており、日本企業の収益を圧迫する要因となりかねないだろう。
 
また、中国景気の先行き不透明感もくすぶり、景気敏感株を中心に売りが出て、相場の重荷となる公算が大きいだろう。景気減速懸念が強まっていることが安川電など中国関連株の売りにつながるだろう。
 
前週末まで日経平均は9連騰し計1400円近く上昇しており、やや過熱感も出ていることから利益確定売りが出やすい。市場では日経平均は前週末の終値から100円超下落し、2万1800円台前半が下値メドになるとの見方があった。
 
シカゴ日経平均先物12月物(円建て)は2万1745円と、大阪取引所の13日の清算値を55円下回った。
 
 
【好材料銘柄】
 
■バルニバービ <3418>
19年7月期の連結経常利益は前の期比18.6%増の5億円になり、20年7月期も前期比25.0%増の6.3億円に伸びを見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。10期連続増収になる。
 
■リーガル不動産 <3497>
19年7月期の経常利益(非連結)は前の期比29.8%増の11.1億円になり、従来予想の9.4億円を上回って着地。20年7月期も前期比3.0%増の11.5億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、5期連続増益になる。
 
■エーアイ <4388>
上期経常を2.3倍上方修正。次世代音声合成エンジン「AITalk5(仮称)」を来年4月から販売開始する。
 
■北越メタル <5446>
上期経常を一転2.6倍増益に上方修正、通期も増額、未定だった上期配当は15円増配。
 
■ウインテスト <6721>
今期最終は黒字浮上へ。
 
■クロスフォー <7810>
19年7月期の連結経常利益は前の期比77.7%減の4900万円に落ち込んだが、20年7月期は前期比3.7倍の1億8000万円にV字回復する見通しとなった。
同時に、今期の年間配当は前期比1.3円増の1.6円に大幅増配する方針とした。
 
■ラサ商事 <3023>
上期経常を一転19%増益に上方修正・最高益、通期も増額。
 
■アセンテック <3565>
東証が20日付で東証1部に市場変更する。
 
■オルトプラス <3672>
NHN JAPAN、ポールHD傘下でソフトウェアテスト業務を手掛けるクアーズと資本業務提携。
 
■イーソル <4420>
東証本則市場への市場変更を申請。併せて7万1000株の立会外分売を実施すると発表。
 
■ブシロード <7803>
今期経常は2%増で3期連続最高益更新へ。
 
■物語コーポレーション <3097>
8月既存店売上高は前年同月比5.4%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
 
■GMOペイメントゲートウェイ <3769>
広島銀行 <8379> に銀行口座連動型スマホ決済サービス「銀行 Pay」をシステム提供。
 
■ラクス <3923>
8月全社売上高は前年同月比31.5%増と高成長が続いた。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
17(火)
8月首都圏マンション販売(13:00)
《決算発表》
大盛工業、ツルハHD、システムディ、アークランド
 
【海外】
独9月ZEW景況感指数(18:00)
FOMC(〜9/18)
米8月鉱工業生産(22:15)
米9月NAHB住宅市場指数(23:00)
米7月対米証券投資(9/18 5:00)
《米決算発表》
アドビシステムズ、フェデックス
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 
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