兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
調整含みの展開か

調整含みの展開か
 
 
16日の日経平均株価は、前日比188円37銭安の3万323円34銭と続落して取引を終了。日経平均株価が続落となるのは、8月19−20日以来、約1カ月ぶり。
日経平均株価より先にマザーズが崩れ印象が悪い。日経平均は派手に上昇しているため、いつ調整が入ってもおかしくない。ただ、大型株への買いが一服した際には、新興市場がその受け皿になる展開が期待されていた。
短期的には日本株全体で上昇一服が意識され、利益確定売りが急がれる可能性が高い。
ある程度調整した後は再び上昇基調に回帰するであろうが、その調整が値幅になるのか日柄になるのかを見定める局面となるだろう。当面は3万円台をキープできるかが焦点となるが、あっさり割り込み値幅で調整してきた場合には、26週線(2万8730円、16日時点)が控える2万9000円辺りが下値のメドとなるだろう。
 
 
17日の日経平均株価は、調整含みの展開となりそう。
足元でやや上値の重い展開となったことや、週末要因に加え、20日が敬老の日の祝日で3連休になることから、ポジション調整の売りが強まることも想定される。
調整局面となった場合には「9月限SQ(特別清算指数)値の3万85円93銭や、心理的なフシ目の3万円が意識されそう」との声が聞かれた。また、現地17日の米国市場では、クワドプル・ウイッチング・デー(株価指数先物、同オプション、個別株先物、同オプションの清算日)を迎える。今年に入り、クワドプル・ウイッチング・デーは、3月19日が234ドル安、6月18日が533ドル安とさえない状況にあることから、米国株安を警戒して手控えムードが広がる場面も想定されるだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(16日現在)
 
32411.06  ボリンジャー:+3σ(25日)
31501.60  ボリンジャー:+3σ(13週)
31397.77  ボリンジャー:+3σ(26週)
31170.59  ボリンジャー:+2σ(25日)
30508.63  ボリンジャー:+2σ(26週)
30460.28  ボリンジャー:+2σ(13週)
30390.43  6日移動平均線
 
30323.34  ★日経平均株価16日終値
 
30181.21   新値三本足陰転値
30132.57  均衡表転換線(日足)
29930.11  ボリンジャー:+1σ(25日)
29619.48  ボリンジャー:+1σ(26週)
29418.96  ボリンジャー:+1σ(13週)
28875.30  均衡表転換線(週足)
28875.30  均衡表基準線(週足)
28875.30  均衡表基準線(日足)
28730.33  26週移動平均線
28689.64  25日移動平均線
28525.93  200日移動平均線
28518.61  75日移動平均線
 
終値は8月27日以来の5日線割れとなった。
日経平均の25日線との上方乖離率は5.69%(前日6.69%)と依然として5%ラインを上回っているが、TOPIXでは4.96%と5%割れに低下し、過熱感は一定程度緩和されてきた格好だ。ストキャスティクスでは%Kが本日35.44%と50%を下回って100%からの下降を継続。%Dも下降中だが、本日66.41%と50%ライン上に位置しており、スピード調整継続の余地が窺える。
 
a