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NYダウが1000ドル超の下落、長期金利上昇を警戒
【市況】NYダウが1000ドル超の下落、長期金利上昇を警戒
8日のNYダウ工業株30種平均は大幅に続落し、前日比1032ドル89セント安の2万3860ドル46セントで終えた。
 
欧州株が全面安となり、米国株にも売りが先行した。米政府機関の閉鎖や長期金利上昇の懸念が強まり、投資家の先行き不透明感を示すVIX指数が再び高止まりしており、下げ幅を拡大した。VIX低下に賭けるデリバティブのポジション解消が株価下落に拍車をかけているとの見方も多い。ダウは再び1000ドルを超す大幅下落となった。
 
ダウ平均は過去最大の下げ幅となった5日に次ぐ過去2番目の下げ幅となった。1月26日に付けた過去最高値(2万6616ドル)からの下落率は10%を超え、調整局面に入った。
 
ダウ平均を構成する30銘柄全てが下落した。クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(アメックス)、半導体のインテル、建機のキャタピラーの下げが目立った。
 
米長期金利の指標である10年物国債利回りは8日に一時2.88%まで上昇した。前日に米与野党の上院指導部が18〜19会計年度の歳出上限引き上げで合意し、国債増発の懸念が広がった。8日実施の30年物国債入札がやや低調に終わり、長期金利が上昇しやすかった。株式市場では金利上昇圧力の高まりが嫌気された。
 
ナスダック総合株価指数は前日比274.825ポイント安の6777.159で終えた。マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、アルファベット(グーグル)など主力株が軒並み5%前後の大幅安となり、指数を押し下げた。
 
セクター別では全面安となり、特に各種金融や半導体・半導体製造装置の下落が目立った。
 
個別では、8日朝に発表した17年10〜12月期決算で既存店売上高が減ったドラッグストアのCVSヘルスが安かった。携帯電話のTモバイルUSや電気自動車(EV)のテスラも大幅安となった。口コミサイトのイェルプ(YELP)は決算内容が嫌気され、急落。イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)は通期見通しが予想を下振れ、大幅下落となった
 
一方、出前注文サービスのグラブハブ(GRUB)はファストフードのヤム・ブランズ(YUM)との提携を発表し、急騰。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は上場以来で初の黒字決算となり、大幅上昇となった。メディア大手のバイアコムも決算を手掛かりとした買いが入り大幅高だった。
 
 
VIX指数は33.46と前日から上昇(前営業日27.73)。ダウ平均が1000ドル超安となるなど、米株が5日に続き大暴落し、VIX指数は上昇した。米10年債利回りが2014年1月以来の高水準で推移し、株価の一段安を警戒した売りが出ている。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
23,860.46−1,032.89
S&P500種
2,581.00−100.66
ナスダック
6,777.159−274.825
 
米10年債利回り(%)
2.8312 -0.012
米2年債利回り(%)
2.1095 -0.024
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,319.00+4.40
NY原油(ドル/バレル)
60.42−1.37
円・ドル
108.83 - 108.84−0.70
 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は大幅続落した。3月物は前日比660円安の2万1170円で引け、前夜の大取終値を770円下回った。

米長期金利上昇への警戒感から投資家心理が悪化し米株とともに売りが加速した。この日の3月物安値は2万1075円、高値は2万1995円。
 


シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
21170 ( -770 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
21190 ( -750 )
( )は大阪取引所終値比
 



【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7170.69(-108.73)
FTSE100種総合株価指数は大幅反落した。前日7日の終値に比べ108.73ポイント安の7170.69で引けた。構成銘柄の約9割が下落した。
 
前日の大幅反発の反動で下げて始まった後、午後には米国株も下落したことから、下げ幅は拡大した。今週初めの世界各国株式相場の下落に対する懸念もくすぶり、売りが先行した。石油株と鉱業株、たばこ株の下げが指数下落に大きく影響した。
 
個別では、携帯電話サービスのボーダフォン・グループと通信のBTグループはそれぞれ、アナリストによる株価目標引き下げなどが響いて売られた。ソフトウエア開発のセージ・グループは、配当権利落ちで下がった。
 
半面、食品サービスのコンパス・グループは5%超の上昇。通期売上高が予想範囲の上限に達するとの見通しを示したことが好感された。
グラクソ・スミスクラインの上げが目立った。売れ筋である肺疾患治療薬の後発品をスイスのノバルティスが申請していたが、米当局が承認を延期したことが買い材料となった。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12260.29(-330.14)ドイツ株式指数(DAX)は大幅反落した。
終値は前日7日に比べて330.14ポイント安の12260.29だった。全銘柄が下落した。
前日の大幅反発の反動で、欧州各国株式相場は下落して始まった後、8日の米国株の下げを受けて、午後には下落幅が拡大した。
 
個別では半導体のインフィニオンテクノロジーズは5%超下落した。航空のルフトハンザは、アナリストが投資判断を引き下げたことが響いて売られた。自動車のフォルクスワーゲンとドイツポストの下げも大きくなった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5151.68(-104.22)
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