軟調な展開か
軟調な展開か |
日経平均は小幅な上昇。TOPIXや新興指数は弱かったが、利下げなしでサプライズにも乏しかったFOMCを無難に消化できたことは悪くない動きであった。
半導体株の一角にはかなり強い動きも見られており、ハイテクは引き続き相場のけん引役になり得るとの期待を高めていた。
規模別にみると大型株指数よりも小型株指数の崩れが顕著となり、回転売買を主軸とする個人マネーにとってはやや風向きの悪い地合いとなった。
13日の日経平均株価は軟調な展開か。
週末要因や来週以降の海外投資家の早期クリスマス休暇入りなどが予想され、積極的な売買が控えられ、買い物薄のなか軟調な展開を強いられる展開も想定される。
今晩のECB理事会およびラガルド新総裁の会見や、あす寄り前に発表される日銀短観も注目材料で、おまけにメジャーSQ日と、荒れ要素には事欠かない。
このところは節目の2万3500円を前に足踏みが続いているだけに、材料満載の中で同水準を明確に突破できるようなら、年末に向けては一段高が見込まれる。下に振れた場合は厳しいが、2万3000円台までで踏みとどまれば、以降の売り圧力は限定的と考える。
■テクニカル・ポイント(12日現在)
24790.92 ボリンジャー:+3σ(26週)
24733.19 ボリンジャー:+3σ(13週)
24057.81 ボリンジャー:+2σ(13週)
23848.79 ボリンジャー:+2σ(26週)
23698.83 ボリンジャー:+3σ(25日)
23574.97 ボリンジャー:+2σ(25日)
23451.11 ボリンジャー:+1σ(25日)
23424.81 ★日経平均株価12日終値
23385.34 6日移動平均線
23382.42 ボリンジャー:+1σ(13週)
23327.26 25日移動平均線
23303.42 均衡表転換線(日足)
23203.40 ボリンジャー:-1σ(25日)
23167.39 均衡表基準線(日足)
23079.54 ボリンジャー:-2σ(25日)
23038.58 新値三本足陰転値
22955.69 ボリンジャー:-3σ(25日)
22906.65 ボリンジャー:+1σ(26週)
22828.89 均衡表転換線(週足)
22707.04 13週移動平均線
22671.68 均衡表雲上限(日足)
22336.82 75日移動平均線
22031.66 ボリンジャー:-1σ(13週)
終値は25日線上を走る5日線を上回ったが、ローソク足は2日連続で陰線を引き、上値の重さを示した。日足の一目均衡表では転換線と基準線が横ばいを続け、もみ合い相場の継続を示唆している。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では、ザラ場高値が+1σを上回ったが、終値は+1σ下にとどまった。
東証1部の騰落レシオ(25日ベース)は100.95%(昨日103.12%)と中立圏中央の100%に接近し、強弱感の対立を示した。