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NYダウ続伸し440ドル高、雇用統計を好感
【市況】NYダウ続伸し440ドル高、雇用統計を好感
9日のNYダウ工業株30種平均は大幅続伸し、前日比440ドル53セント高の2万5335ドル74セントで終えた。上昇幅は2月6日以来ほぼ1カ月ぶり大きさ。
 
2月雇用統計で非農業部門雇用者数が大幅増加となる一方で、平均時給の伸びは予想を下回り、利上げペースの加速には繋がらないとの見方から買いが優勢となった。原油相場や長期金利の上昇が好感されたほか、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長が5月までに首脳会談を実施する意向を示し、地政学リスクが後退したことも追い風となり、終日堅調推移となった。
 
ナスダック総合株価指数は6日続伸し、同132.864ポイント高の7560.810と1月26日に付けた過去最高値をほぼ1カ月半ぶりに更新した。アップルやアルファベット(グーグル)など主力株が軒並み上昇した。
 
雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びは前月比31万3000人と市場予想(約20万5000人)を大きく上回った。過去分も上方修正された。失業率は横ばいだったが、労働参加率が上昇しており雇用の回復傾向を示したと評価された。
 
米長期金利の指標である10年物国債利回りは一時2.91%に上昇した。ただ、2月に付けた約4年1カ月ぶりの高水準(2.95%)に迫る動きにはならず、金利上昇が株式の投資妙味を薄れさせるとの懸念は強まらなかった。
 
セクター別では電気通信サービスを除いて全面安となり、特に各種金融や運輸の下落が目立った。
 
個別では、原油先物相場の上昇を受けて、シェブロンなど石油株が買われた。エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)は、天然ガス開発のテルリアンとの天然ガス田売却交渉が報じられ上昇した。金融のゴールドマン・サックス(GS)も高い。「ブランクファイン最高経営責任者(CEO)が年内にも退任する準備をしている」と報じられ売りに押される場面もあったが、上げて終えた。
 
ダウ平均の構成銘柄は、横ばいとなった通信のベライゾン・コミュニケーションズを除く29銘柄が上昇。建機のキャタピラーのほか、ゼネラル・エレクトリック(GE)と金融のJPモルガン・チェースの上げが大きかった。
 
一方、光通信機器メーカーのフィニサー(FNSR)は、決算内容が嫌気され下落した。米玩具販売大手のトイザラスが米国事業を清算する見通しであると米メディアが8日に報じたのを受け、玩具大手のマテルやハズブロに売りが膨らんだ。
 
 VIX指数は14.64と低下(前営業日16.54)。5月末に向けて米朝会談が行われる可能性が高まったことで、米株式先物は小幅高で推移し、VIX指数も昨日の引け値近辺を中心に上下していた。
注目されていた米雇用統計は、非農業部門雇用者数が+31.3万人と市場予想を上回り、2016年7月以来の増加幅となった。指標結果を好感して米株先物が上昇し、VIX指数は13.31まで急低下した。その後は急低下の調整でVIX指数は戻したが、米株は引けにかけて上げ幅を拡大したことで、VIX指数も前日比より低下し14.64で引けた。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
25,335.74+440.53
S&P500種
2,786.57+47.60
ナスダック
7,560.810+132.864
 
米10年債利回り(%)
2.8974 +0.031
米2年債利回り(%)
2.262 +0.008
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,324.00+2.30   
NY原油(ドル/バレル)
62.12+2.00
円・ドル
106.83 - 106.84+0.89

 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前日比230円高の2万1695円で終え、大阪取引所の終値を345円上回った。北朝鮮を巡る地政学リスクの後退や好調な米雇用統計を好感する買いが入った。
トランプ米大統領が8日に北朝鮮の金正恩委員長の要請を受け入れ、5月にも米朝首脳会談を実現する意向を示した。
2月の米雇用統計は非農業部門雇用者が前月比で市場予想を大幅に上回って伸び、投資家がリスク選好姿勢を強めた。
6月物の高値は2万1710円、安値は2万1175円。
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
21695 ( +345 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
21760 ( +410 )
( )は大阪取引所終値比






【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は5日続伸した。前日8日の終値に比べ21.27ポイント高の7224.51で引けた。構成銘柄の約6割が上昇した。
午後に発表された2月の米雇用統計が市場予想を上回る内容だったことから、米景気の好調さが意識され、欧州各国株式相場が買い圧力を強めた。英国株もこれに連れ高となった。
 
個別では、アントファガスタやアングロ・アメリカンなど鉱業株が軒並み買われた。総合ヘルスケアのNMCヘルスは4%超の上昇。自動車部品のGKNも3%超上がった。同社の一部門を米同業と統合する計画を発表した。これを受けて、英投資会社メルローズ・インダストリーズによるGKNへの敵対的買収が難しくなった。
 
半面、グラクソ・スミスクラインなど医薬品株は売られた。航空株も安くなった。広告のWPPグループの下げも目立った。
 

■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は5営業日ぶりに小反落した。
終値は前日8日と比べて8.89ポイント安の12346.68だった。 午後に発表された2月の米雇用統計午後の米雇用統計を受けて、欧州各国株式相場は買い圧力を強めた。ただ、ドイツ株は引けにかけて下げに転じた。
 
個別では、航空のルフトハンザと不動産のボノビア、タイヤのコンチネンタルは下落した。一方で、医薬・化学大手の独メルクと消費財のヘンケルは上昇した。


■フランス・パリ株価指数
CAC40(仏)5,274.40 +20.30
 
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