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今週もドルはNY株式市場の変動に影響される動きか
【為替】今週もドルはNY株式市場の変動に影響される動きか
[概況]

 
先週末19日に発表された米経済指標は予想を下回ったが企業決算が良好だった事から、NY株式市場はダウが3日ぶりに反発する一方、ナスダックとS&P500は3日続落で引けた。ダウの上昇にドルは112円半ばを回復する上昇となり、為替市場はリスク回避後退の円売りが優勢で主要通貨は軒並み上昇した。
 
NY株価は米中貿易摩擦などの国外の売り要因と好調を続ける米経済の国内要因(買い)との綱引きによる上下動が続いており、最近のドルはNY株式市場の動きと連動(もともとそれが普通)し易い状況となっている。
 
今週もドルはNY株式市場の動きに左右され易い状況が続くと見られ、米国では24日(水)MBA住宅ローン申請件数、8月住宅価格指数、9月新築住宅販売件数、地区連銀経済報告(ベージュブック)、25日(木)9月耐久財受注、新規失業保険申請件数、26日(金)第3四半期GDP速報値、10月ミシガン大学消費者信頼感指数などが発表予定となっている。
 
其のNY株式市場は外的要因と内的要因とのせめぎ合いが続くと予想し、外部要因としてイタリア予算案や英国のEU離脱問題を受けたユーロ圏経済とユーロの動き、米中貿易摩擦、サウジアラビア記者殺害事件が拡大した場合などで、リスク回避の動きが出た場合に株価は売られ易く、為替市場も影響を受けるのではないかと考えている。通貨ではトルコリラが上昇を続ける事が出来るかに注目したい。


[提供:カネツFX証券株式会社]


 
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