底堅い展開か
底堅い展開か |
上値が重いという印象は強かったが、高く始まって値を消しただけで、連日で年初来高値を更新した。短期的な過熱感はあるものの、「弱気の売り」は短い期間で吸収し、大きな押しを作ることなく上昇が続いている。
市場の注目は経済指標よりも、ワクチンの開発動向や欧米中央銀行の追加緩和に向けられていると思われる。今晩の米国株が崩れさえしなければ、週末に向けても過度な警戒は高まらず、上昇トレンドが続くと予想する。
あす3日の日経平均株価は底堅い展開か。
年内実用化見通しの新型コロナウイルスワクチンへの期待は根強く、当面は好需給が続くとみられ、相場をフォローする可能性がある。
市場では、「新型コロナワクチンへの期待が強く、感染者が増えても大きな問題にならず、先高観を意識させる」、「来週のSQ(特別清算指数)算出日までは外国人投資家の買い戻しが入りやすく、短期的な好需給から上値を試す可能性がある」などの声が聞かれ、上昇トレンド持続との見方が広がっている。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
28819.04 ボリンジャー:+3σ(25日)
28194.87 ボリンジャー:+3σ(13週)
27600.88 ボリンジャー:+2σ(25日)
27256.81 ボリンジャー:+3σ(26週)
26878.88 ボリンジャー:+2σ(13週)
26800.98 ★日経平均株価2日終値
26583.50 6日移動平均線
26537.31 新値三本足陰転値
26382.73 ボリンジャー:+1σ(25日)
26157.75 均衡表転換線(日足)
25977.47 ボリンジャー:+2σ(26週)
25562.88 ボリンジャー:+1σ(13週)
25164.58 25日移動平均線
24919.19 均衡表転換線(週足)
24919.19 均衡表基準線(日足)
24698.14 ボリンジャー:+1σ(26週)
24246.89 13週移動平均線
24209.87 均衡表基準線(週足)
23946.42 ボリンジャー:-1σ(25日)
23935.00 75日移動平均線
23441.71 均衡表雲上限(日足)
23418.80 26週移動平均線
23160.19 均衡表雲下限(日足)
22930.89 ボリンジャー:-1σ(13週)
22728.27 ボリンジャー:-2σ(25日)
22197.19 200日移動平均線
ローソク足は胴体部分の短い小陰線で終了し、強弱感の対立を窺わせた。25日線との上方乖離率は6.50%と依然5%ラインを上回って短期的な過熱状態を示唆している。
25日線に加えて一目均衡表の基準線と転換線も上向いて上値追い局面の継続を示唆する一方、パラボリックの陰転値は26471.72円まで上昇しており、トレンドの下落転換リスクも意識されるところだ。