積極的な売買は期待しにくい
積極的な売買は期待しにくい |
いくつかある売り材料のうち中国株不安が本日は消え、むしろそれがけん引する形で3日ぶりの反発となった。
中国上海株は政府による市場(株価)対策や景気刺激策が期待されて一転大幅高。底打ち感が強まり投資家心理が改善した。
また円相場も安く推移し米国から突きつけられている「為替条項」への過度な懸念も後退している。サウジ問題は消化難だが今のところファンダメンタルズを揺るがす可能性は低そうだ。
2万2500円辺りの下値抵抗力をこの日も発揮した。円相場も安めで推移しており目先はもう少し戻りを試す展開となりそうだ。
明日23日の東京株式市場で、主要株価指数は不安定な展開が想定される。重要経済指標の発表は予定されておらず、国内主要企業の4-9月期決算の本格化を控え積極的な売買は期待しにくい。
週明けの米国市場では改めてロシアとの緊張の高まりによる地政学リスクへの警戒感が高まる可能性もあるため、楽観視はできないところである。
明日は国内では日本電産、米国ではキャタピラーなどが決算を発表予定。ハイテクや建機に決算先回りの買いが入るかどうかに注目しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
23505.86 ボリンジャー:+1σ(13週)
23381.96 25日移動平均線
23330.32 均衡表基準線(日足)
23250.61 均衡表転換線(週足)
23220.85 ボリンジャー:+1σ(26週)
22955.51 均衡表基準線(週足)
22900.98 均衡表転換線(日足)
22898.11 13週移動平均線
22752.14 75日移動平均線
22748.47 ボリンジャー:-1σ(25日)
22706.85 26週移動平均線
22591.09 6日移動平均線
22532.08 ★日経平均株価22日終値
22522.14 均衡表雲上限(日足)
22499.75 200日移動平均線
22290.37 ボリンジャー:-1σ(13週)
22247.56 均衡表雲下限(日足)
22192.84 ボリンジャー:-1σ(26週)
22114.99 ボリンジャー:-2σ(25日)
21831.59 均衡表雲上限(週足)
21682.62 ボリンジャー:-2σ(13週)
21678.84 ボリンジャー:-2σ(26週)
チャート上では、直近の「マド」(18日安値2万2637円-19日高値2万2551円)を埋め、200日移動平均線や日足一目均衡表の「雲」上を連日で保ち、下値抵抗力を示しつつあるとも言えよう。