堅調展開か。
堅調展開か。 |
前週の急落の反動で週初から押し目買いが入ると、米国でアップルに強い買いが入ったことなどを好感して、日経平均は2万1500円台を回復。しかし、上値の重さも意識された。
英国がEU離脱を巡って議会が混乱したことも相場をかく乱した。
週後半は、円安が進行したことや、日銀の金融政策決定会合を無難に通過したことなどから、再び上を試す展開となった。
日経平均は下値6週移動平均線(2万1123円)にタッチしたところで反発に転じ、目先の値幅調整が一巡してきた様子。世界景気への懸念が芽生えていた割に調整は短期で終わり、2万1000円台のレンジ形成局面(日柄調整)へ移行しつつある。日足チャートでは重要な75日移動平均線(2万1057円)にサポートされて腰折れを回避。まだ同線が下向きなので強い支持線にはなっていないが、ここを上回っていられる内は回復相場としての芽があると考える
日経平均は週間では約425円の上昇となり、週足では陽線を形成した。
来週は堅調展開か。
東京株式市場は4日立ち会い。19日〜20日にFOMCが開催され、結果が出てくるのが日本時間で21日の早朝となるが、この日が東京市場では休場となる。
そのため、やや動きづらい地合いとはなりそうだが、米国株に強い動きが戻りつつあること、FOMCはマーケットにポジティブなイベントになるとの期待が強いことなどから、下値は限定的と考える。日本株も今週、週間では大きく上昇したことから、直近で売られた銘柄には見直し買いが入りやすく、3月の配当・優待の権利取り目的の実需の買いも期待できる。IPOも多くあり、個別の活況がリスクオンムードを高めると予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
22244.79 ボリンジャー:+3σ(25日)
22171.50 均衡表雲下限(週足)
21983.07 200日移動平均線
21937.77 ボリンジャー:+2σ(25日)
21856.60 ボリンジャー:+2σ(13週)
21822.04 新値三本足陽転値
21698.33 均衡表基準線(週足)
21630.76 ボリンジャー:+1σ(25日)
21556.90 26週移動平均線
21450.85 ★日経平均株価15日終値
21368.19 均衡表転換線(日足)
21323.74 25日移動平均線
21280.41 6日移動平均線
21277.11 ボリンジャー:+1σ(13週)
21087.85 均衡表基準線(日足)
21057.47 75日移動平均線
21032.41 均衡表転換線(週足)
21016.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
20823.69 均衡表雲上限(日足)
20709.71 ボリンジャー:-2σ(25日)