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4日ぶりに急反発、米金利の上昇一服など
東京株式(前引け)=4日ぶりに急反発、米金利の上昇一服など

4日午前の日経平均株価は大幅反発し、前日比492円89銭高の2万7940円90銭で終えた。
前日のNYダウが大幅高となるなか市場には安心感が広がり、幅広い銘柄に買いが入った。前日まで3営業日の下落幅は2000円を超えていた。
市場では「前日には年初来高値からの下落率が10%程度まで高まり、値ごろ感が意識され始めた」との声が聞かれた。
特に、前日までの下げがきつかったハイテク株などに見直し買いが流入している。日経平均株価の上昇幅は一時500円を超したが2万8000円に接近する場面では戻り売りが出ている。
 
前日の米株式相場が大幅上昇したのも投資家の買い安心感につながった。米長期金利の上昇が一服したのを受けてハイテク株に買いが入り、東京市場でも日経平均寄与度の大きい東エレクやアドテストといった値がさハイテク株が上昇した。
 
この日算出の日経平均先物ミニ・オプション5月限のSQ(特別清算指数)の市場推定値は2万7748円22銭。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4171億円、売買高は6億1171万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1905と、全体の8割を超えた。値下がりは250銘柄、変わらずは36銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は精密機器、その他金融業、倉庫・運輸関連業、鉱業などが上昇。下落はパルプ・紙、鉄鋼など。
 
 
個別銘柄では、ソフトバンクグループや東京エレクトロン、レーザーテックが高く、任天堂やトヨタ自動車も値を上げた。日本郵船や商船三井、IHIが高く、いすゞ自動車やシチズンが買われたが。
 
半面、日本製鉄や東芝、住友金属鉱山が安く、カシオ、プレイドやブイキューブが売られた。
 
東証2部株価指数は前日比65.60ポイント高の7312.94ポイントと4日ぶり反発した。
出来高9190万株。値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は116となった。
 
個別では富士古河E&C、北海道コカ・コーラボトリング、日本化学産業、本州化学工業、サンユウなど10銘柄が年初来高値を更新。日鍛バルブ、岡本工作機械製作所、ゼロ、SANEI、IJTTが買われた。
 
一方、三井金属エンジニアリング、高田工業所、エスビー食品、ケー・エフ・シー、リスクモンスターなど13銘柄が年初来安値を更新。土屋ホールディングス、プレミアムウォーターホールディングス、東京ラヂエーター製造、ジオスター、明治機械が売られた。
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