兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
値上がり優勢、幅広く買いが優勢
【市況】東証グロース(大引け)=値上がり優勢、幅広く買いが優勢

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数は大幅高。欧米の銀行経営を巡る不安感がいったん和らぐ中で、買いが優勢となった。東証マザーズ指数の終値は前日比25.94ポイント(3.52%)高い762.59だった。上げ幅は2022年6月24日(36.12ポイント高)以来、約9カ月ぶりの大きさ。今週前半の下落を埋めて終わった。
前日の米株式市場でナスダック総合株価指数などが大幅に上昇し、国内新興市場でもグロース(成長)株を中心に幅広く買いが優勢となった。
 
東証グロース市場ではフリーが10%超高となり、1銘柄でマザーズ指数を約2.7ポイント押し上げた。M&A総研やサンバイオも買われた。半面、前日に2022年8月〜23年1月期の連結決算を発表したビジョナルは大幅安で取引を終えた。
値上がり銘柄数401、値下がり銘柄数97と、値上がりが優勢だった。
グロース市場銘柄の8割が上昇し、グロース市場全体の売買代金も少し回復した。売買代金上位には10%超上昇する銘柄が並んでおり、心理が上向く中、値動き優先の売買も戻りつつある。
 
市場では「欧米での金融システム不安から中央銀行による利上げ観測が後退している。金利上昇局面で売られていたグロース銘柄には買い戻しが入りやすい」との声も聞かれた。
 
個別では、ヘッドウォータース、EduLab、ANYCOLOR、BTM、Macbee Planetがストップ高。Chatworkは一時ストップ高と値を飛ばした。サンクゼール、うるる、スマレジ、インフォネット、ステムリムなど15銘柄は昨年来高値を更新。ジーニー、リンカーズ、GA technologies、ペットゴー、サンバイオが買われた。
 
一方、アマナ、サンバイオ、プレミアアンチエイジング、テクノロジーズ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンなど10銘柄が昨年来安値を更新。VALUENEX、ビジョナル、サーキュレーション、サイフューズ、エーアイが売られた。
 
a