米早期利下げ観測により、米ドル円は107円台前半まで下落。
【為替】米早期利下げ観測により、米ドル円は107円台前半まで下落。
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19日、欧米時間の外国為替市場において米ドル円は、FOMCメンバーの相次ぐハト派的な発言を受け一時107.200円まで下落した。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は講演でインフレ率がFRBの目標2%を下回っていることなどから、速やかに金融緩和に踏み切る必要があると発言した。
一方で、クラリダFRB副議長もFOXビジネス・ネットワークのインタビューで早期利下げを示唆する内容のコメントをしており、相次ぐFOMCメンバーのハト派的な発言などを受け、今月末に予定されている7月FOMCで0.5%の大幅利下げの可能性も排除はできないだろう。
テクニカル的には米ドル円は先週末以降、支持線として意識されてきた一目均衡表の基準線(107.882円)を下抜けており、同線がサポートからレジスタンスへと転換する可能性も考えられそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]