兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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売り先行の展開か
【オープニングコメント】
売り先行の展開か
20日の日経平均株価は売り先行の展開となることが予想される。
日経平均株価の予想レンジは、2万3150円-2万3300円。
前日のNYダウ工業株30種平均は102ドル安の2万7934ドルで終えた。連日で最高値を更新した後とあって、次第に高値警戒感が広がり、利益確定売りが優勢になった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数はこの日も最高値を更新した。
外国為替市場で1ドル=108円台半ばで一時の円安にも歯止めがかかった状態で、引き続き利益確定の売り圧力が優勢となりそう。
 
ただ、中国の金融緩和政策に対する期待感も広がっており、下値余地は限られそうだ。
米国株がまちまちの動きだったこともあり、外部要因に左右されづらい中小型株に、物色の矛先が向いそうだ。
市場では日経平均株価は2万3200円近辺では下げ渋るとの見方があった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比45円安の2万3245円だった。
 
日程面は、中国で11月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)の発表がある。中国人民銀行(中央銀行)は景気下支えのため実質的な政策金利であるLPRを引き下げるとの期待が市場では広がっている。LPRが引き下げられ上海株が上昇すると、日本株にもプラスになりそうだ。
 
国内では寄り付き前に10月の貿易統計が発表される。大引け後には10月の訪日外国人客数の発表がある。日本時間21日未明には10月29〜30日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表される。
 
【好材料銘柄】
 
■明豊ファシリティワークス <1717>
東証が26日付で市場1部に指定する。
 
■YKT <2693>
東証が20日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
■オーナンバ <5816>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.79%にあたる35万株(金額で1億5470万円)を上限に、11月20日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■日本車輌製造 <7102>
親会社のJR東海 <9022> から新幹線「N700S」384両(24編成)を受注。21年3月期に112両、22年3月期に144両、23年3月期に128両を納入する予定。
 
■KIMOTO <7908>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.03%にあたる100万株(金額で2億4000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月20日から20年2月28日まで。
 
■バルテス <4442>
東証本則市場への市場変更に向け、15万6900株の立会外分売を実施。
 
■あすか製薬 <4514>
国内で開発中の子宮筋腫治療剤「ウリプリスタル酢酸エステル」について、過多月経を伴う日本人子宮筋腫患者を対象とする第2相用量設定試験を実施し、有効性と安全性が確認された。
 
■ストライダーズ <9816>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる13万5000株(金額で6000万円)を上限に自社株買いを実施。また、日本向けインバウンドツアー旅行大手のタイTTN社の日本法人と資本業務提携するほか、エコノス <3136> [札証A]に出資する。
 
■キャンドゥ <2698>
株主優待制度を拡充。現行は100株以上保有株主に一律2000円分の優待券を贈呈しているが、新制度では保有株数に応じて2000円〜1万円分の贈呈とする。300株以上を保有する株主は実質拡充となる。
 
 

【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
20(水)
10月貿易収支(8:50)
20年国債入札
 
【海外】
FOMC議事録(10/29〜10/30開催分)
《米決算発表》
ターゲット、ロウズ・カンパニーズ、エル・ブランズ
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 
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