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NYダウは93ドル高、貿易摩擦の懸念後退
【市況】NYダウは93ドル高、貿易摩擦の懸念後退
8日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前日比93ドル85セント高の2万4895ドル21セントで終えた。
トランプ政権の関税導入で一部の国への関税措置が免除されるとの期待から、買いが先行した。その後は、トランプ大統領による正式発表を午後に控えて上値の重い展開となったが、発表前にカナダとメキシコが適用除外となることが先んじて報じられ、上昇。トランプ大統領はカナダとメキシコへの関税適用を除外し、他の同盟国にも交渉余地を残すことが明らかとなった。
 
ただ、相場は前日終値を挟んで明確な方向感なく推移する場面が目立った。原油安を受けた石油株の下落が重荷になったほか、9日発表の2月の雇用統計を見極めたいという雰囲気が強く積極的な売買は見送られた。
 
雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比20万5000人増、物価の参考指標となる平均時給は前月比0.2%の上昇が予想されている。注目される平均時給は前の月から伸びがやや鈍化したもようだが、予想を上回れば長期金利の上昇につながる可能性があり株式市場の警戒感は強い。
 
ナスダック総合株価指数は5日続伸し、前日比31.297ポイント(0.4%)高の7427.946で終えた。アップルやアルファベット(グーグル)がそれぞれ1%超上昇。業界再編期待などからヘルスケア関連が買われたことも指数上昇に寄与した。
 
セクター別では、食品・飲料・タバコや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で食品・生活必需品小売や半導体・半導体製造装置が下落した。
 
個別では、薬剤給付管理のエクスプレス・スクリプツ(ESRX)は医療保険のシグナ(CI)による670億ドルの買収で合意し、上昇した。カジノ・ホテル運営のウィン・リゾーツ(WYNN)はオレゴン州が創業者のスティーブ・ウィン氏と取締役会を訴え、取締役会2名が辞職し堅調推移した。
 
一方で、食品小売のクローガー(KR)は、決算内容が嫌気され大幅下落となった。朝方発表した四半期決算が市場予想並みにとどまり、利益見通しは上限でも予想に届かなかった。女性向け衣料・雑貨のエル・ブランズは2月の販売実績とあわせて総額2億5000万ドルの自社株買いを発表したが、株価は売りに押された。
 
VIX指数は16.54と低下(前営業日17.76)。株式市場はトランプ米大統領の関税案発表待ちとなり、小幅高ながら狭いレンジで取引された。
VIX指数も株価が堅調だったことで、前日比よりも低い水準で取引された。トランプ大統領の記者会見で鉄鋼とアルミニウムの課税が決まったが、米株は下げ渋り、VIX指数は16.54まで低下して引けた。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
24,895.21+93.85
S&P500種
2,738.97+12.17
ナスダック
7,427.946+31.297
 
米10年債利回り(%)
2.8571 -0.026
米2年債利回り(%)
2.2498 -0.004
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,321.70−5.90
NY原油(ドル/バレル)
60.33−0.82
円・ドル
106.20 - 106.21   +0.26
 

【シカゴ日本株先物概況】

シカゴ日経平均先物は反発した。
3月物は前日比220円高の2万1660円で終え、大阪取引所の終値を280円上回った。
貿易戦争への懸念がやや後退し、米株式相場が上昇したのにつれ高した。
 
午後にトランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに輸入制限の発動を命じる文書に署名したが、日本など同盟国との間に交渉の余地を残したのも好感された。
市場参加者は9日発表の米雇用統計に注目していた。
3月物の高値は2万1680円、安値は2万1295円。

シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
21660 ( +280 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
21660 ( +280 )
( )は大阪取引所終値比





【欧州株式市場】
 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7203.24(+45.40)
FTSE100種総合株価指数は4日続伸した。前日7日の終値に比べ45.40ポイント高の7203.24で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。
医薬品株とたばこ株の上げが株価指数を押し上げた。時価総額の大きい酒類のディアジオの上げも指数押し上げ要因となった。午後に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の会見を受けて欧州各国株の買い圧力が強まると、英国株も一段高となった。
 
個別では、グラクソ・スミスクラインなど医薬品株が上昇した。たばこのインペリアル・ブランズとブリティッシュ・アメリカン・タバコも買われた。
医療のメディクリニック・インターナショナルは約5%高。前日に下落した総合ヘルスケアのNMCヘルスはこの日買い戻された。
 
半面、銅価格の下落を背景に、アングロ・アメリカンなど鉱業株は売られた。セキュリティー・サービスのG4Sは、通期売上高が市場予想を下回ったことなどが響いて下落した。衣料小売りのネクストと小売りのマークス・アンド・スペンサー(M&S)の下げも目立った。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12355.57(+110.21)
ドイツ株式指数(DAX)は4日続伸した。終値は前日7日と比べて110.21ポイント高の12355.57だった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の会見で、金融政策の正常化はゆっくりとしたものになると示唆されたことから、ユーロが下落に転じた。これに伴い、欧州各国株式相場は買い圧力を強め、ドイツ株は上昇に転じた。
 
個別では、工業用ガスのリンデとドイツポスト、半導体のインフィニオンテクノロジーズが上昇した。
一方で、下落したのは4銘柄だけだった。2018年の通期減益見通しを示した医薬・化学大手の独メルクは4%超売られた。航空のルフトハンザとドイツ銀行、鉄鋼のティッセン・クルップが売られた。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5254.10(+66.27)
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