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71円高と堅調、米中懸念やや後退
東京株式(前引け)=71円高と堅調、米中懸念やや後退
22日午前の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比71円60銭高の2万1344円05銭だった。前日の米株式相場の上昇を手掛かりに買いが先行した。
東証株価指数(TOPIX)は0.75ポイント高の1551.05と堅調だった
 
取引開始から5分程度で買いが一段落し、その後は戻り待ちの売りに押され、相場全体として伸び悩んだ。朝方に高かった半導体関連株や電子部品株に戻り待ちの売りが出た。
 
22日発表の機械受注統計では、4〜6月期の受注が大幅増となる見通しだったが、米国の中国製品に対する制裁関税引き上げの影響を織り込んでいないとの見方から安川電が下げに転じるなど設備投資関連株に利益確定売りが出たこともを相場の重荷となった。
東エレクが下げに転じるなど半導体関連や電子部品株に売りが増えている。
 
市場では「中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する輸出禁止措置の猶予は保守サービスなど一部にとどまり、米中対立に変わりはない」との声が聞かれた。

JPX日経インデックス400も上昇した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆408億円、売買高は6億336万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1239、値下がりは817、変わらずは84だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、その他製品、電気機器などが上昇し、輸送用機器、医薬品、陸運業は下落した。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、ファーストリテも上昇。村田製が高く、東エレク、太陽誘電が上げ、任天堂もしっかり、住友鉱、中部電が高い。エーザイや花王、資生堂も上昇している。
一方で、トヨタが小安く、スズキは大幅安となり、日東電やキーエンスが下落している。OLCやテルモ、SOMPOも安い。三井住友、みずほFGは軟調。OLCが利益確定売りに押され、10営業日ぶりに反落した。
 
東証2部株価指数は前日比3.20ポイント高の6668.93ポイントと3日ぶり反発した。
出来高3732万株。値上がり銘柄数は257、値下がり銘柄数は130となった。
 
個別では、工藤建設、カンロ、エプコ、スリープログループ、FUJIKOHなど12銘柄が年初来高値を更新。価値開発、さいか屋、アイル、大和重工、アートスパークホールディングスが買われた。
 
一方、フジックス、日本ピグメント、日本ハウズイング、エスティック、エヌリンクスなど8銘柄が年初来安値を更新。ぷらっとホーム、ピーエイ、ツインバード工業、中央ビルト工業、相模ゴム工業が売られた。

 
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