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15円安と続落、戻り売りが重荷
東京株式(前引け)=15円安と続落、戻り売りが重荷
15日前引けの日経平均株価は8日続落した。前日比15円99銭安の2万1051円24銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、0.47ポイント安の1534.51だった。
 
朝方は前日の米株高などを手掛かりに強気に傾いた投資家が運用リスクをとるための買いを入れ、小幅に反発して始まった。しかし、上昇の勢いは続かなかった。
前日に発表した決算の内容が悪かった大型株の一角に売りが膨らみ上値を抑え、日経平均の下げ幅は一時100円に迫る場面があった。
一方で、押し目買いから切り返すなど方向感がなかった。
 
米中貿易協議に対する先行き不透明感から買い意欲は限定的で、国内機関投資家とみられる戻り売りが上値を押さえた。
トランプ米大統領は米中貿易協議に「機が熟したら中国と取引する」などと前向きな姿勢を示しているものの、解決までの道筋はみえていない。
 
中国国家統計局が15日発表した4月の工業生産高や小売売上高はともに3月から伸び率が鈍化し、市場予想も下回った。
中国の景気回復ペースに加速がみられていないことも嫌気され、日経平均の上値を抑えた。
 
市場からは「プラス圏に切り返した後、中国経済指標が低調で『アルゴリズム』(コンピューターを通じた高速自動取引)の売りが出たが、影響は限定された。日経平均はきのうに続き2万1000円割れ後に切り返し、下値は見えてきた感じだ」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400も続落した。
 
前場の東証1部の売買高概算は7億7715万株、売買代金概算は1兆2632億3000万円。値上がり銘柄数は992銘柄、値下がり1065銘柄、変わらず83銘柄だった。
業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、鉄鋼、海運業の下落が目立った。上昇は不動産業、繊維製品、精密機器など。

個別では、20年3月期の最終赤字予想を示した武田薬品工業、エーザイが大幅安、塩野義と医薬品株の下げが目立つ。ファーストリテイリングも軟調。リンクアンドモチベーションがストップ安、2020年3月期の減益見通しと減配を発表した日産自動車も急落した。トリドールホールディングスも大きく値を下げた。
 
半面、ソニー、ダイキン、資生堂も堅調、安川電機も買い優勢。初となる自社株買いを発表した三菱地所が買われたほか、図書印刷、じげん、IMAGICA GROUP、サカタインクスがいずれもストップ高となった。ジャストシステムが値を飛ばし、トーヨーカネツも大幅高となっている。
 
東証2部株価指数は6日ぶり反発。前日比16.39ポイント高の6707.46ポイントだった。
出来高2666万株。値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は181となった。
 
個別では、中外鉱業、北日本紡績、東邦化学工業、南海プライウッド、都築電気が年初来高値を更新。セキド、FRACTALE、ピーエイ、ダイトーケミックス、ケミプロ化成が買われた。
 
一方、三井金属エンジニアリング、森組、ブルボン、ビットワングループ、ボーソー油脂など26銘柄が年初来安値を更新。黒田精工、カワセコンピュータサプライ、イクヨ、ニーズウェル、セグエグループが売られた。
 
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