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米ドル円は上昇、一方で欧州通貨は軟調か
【為替】米ドル円は上昇、一方で欧州通貨は軟調か
[概況]

 
22日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は一時105.080円まで上昇した。シカゴ地区連銀のエバンス総裁は平均2%のインフレ率になる前に利上げすることはあり得るとし、FRBは議論を詰める必要があると述べた。
 
また、追加量的緩和について、米経済の一段の押し上げに繋がらない可能性があると指摘するなど、タカ派とも受け止められる発言をしたことで、米ドル円は買われた。一方、ユーロ円や、英ポンド円などは軟調な推移となった。
欧州の一部ではコロナウイルスの感染が再拡大しており、ジョンソン英首相は英国民に対し、感染拡大阻止に向けた新たな制限措置を呼び掛けた。24日からレストランやバーの営業を午後10時までとすることや、来月から予定されていたスポーツイベントの観戦再開を取りやめるなどの措置が加わった。ウイルス感染拡大による経済の更なる打撃が懸念され、ユーロ円は一時122.650円、英ポンド円は一時133.06円まで下落した。
 
テクニカル的には米ドル円は上方に位置する一目均衡表の転換線(105.017円)付近を上抜け切れるか注目したい。一方、ユーロ円では一目均衡表の雲を下抜けたことで三役逆転が形成され、地合いは悪化傾向にある。そのため、雲下限(123.033円)付近がレジスタンスとなる可能性が考えられそうか。また、英ポンド円では引き続き一目均衡表の転換線(134.415円)付近がレジスタンスと予想する。


[提供:カネツFX証券株式会社]
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