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FOMC議事録で利上げの可能性が出てドルは急反発
【為替】FOMC議事録で利上げの可能性が出てドルは急反発
[概況]

欧州株式市場が上昇で始まると序盤にドルは当日高値110.965円まで上昇したが111円には達せず、其の後はFOMC議事録公表を控えた様子見姿勢に揉み合いとなった。
 
其の後NY株式市場が前日引値を挟んで方向性の無い揉み合いになると、ドルも揉み合いの中で終盤に欧米市場安値110.625円まで下げたが、発表されたFOMC議事録で、「2019年に利上げが必要か確信がない」とし、「我々は辛抱強くいる余裕がある。データ待ち」と発表された為に、利上げ停止を予想していた市場はドル買いで反応した。
ドルは一気に20銭以上も急伸して引け間際にNY市場高値110.910円まで上昇し、最後も前日比+26銭高の110.850円と111円手前で引け、株高・ドル高にNZドル(-9銭)とトルコリラ(-7銭)以外の主要通貨も上昇して引けた。
 
注目のFOMC議事録では市場が予想(期待)した利上げ停止は示されず、データ待ちとされ、そこには今年利上げしないシナリオもあると、年内利上げの可能性を残す表現となった為にドルは買われ、111円手前まで上昇した。好調な米経済を見れば利上げの可能性を残すのは自然で、貿易摩擦などの不透明要因の為に「我々は辛抱強くいられる」との表現になったものと思われる。ドルは上値が重いが上を目指す流れは続いていると見ている。
 
 
[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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