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続落、米株安受けリスク回避の売り
【市況】東京株式(寄り付き)=続落、米株安受けリスク回避の売り
【寄り付き概況】

24日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比263円81銭安の2万7258円45銭。
 
前週末の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも大幅下落基調が続いた。特にネットフリックスが決算発表を受けて20%を超える暴落をみせ、ハイテクセクター全体にも影響を与えている。
 
前週末の米ハイテク株安を受け、東京株式市場でも高PER(株価収益率)の銘柄に売りが目立つ。米金融政策を巡って、早期の政策正常化が米景気の減速につながるとの懸念もあって、米国では景気敏感株の下げも続く。東京株式市場でも自動車や非鉄が売られている。
 
また25〜26日にFOMCを控えていることで、マーケット全般もここタカ派色を鮮明としているFRBの金融引き締め政策に対する警戒感が拭えない状況にある。こうした状況下で、東京市場でも引き続きリスク回避の売りに押されやすい環境にある。国内外でこれから本格化する企業の決算発表も意識され、足もとは買いポジションを高めにくい。日経平均は2万7000円台前半で売り買いを交錯させる展開が想定される。
 
 
半導体関連では東エレクやレーザーテク、アドテストが下げている。前週末には米半導体大手インテルが米国に世界最大級の半導体製造工場を建設すると発表したものの、日本の装置関連銘柄の買い材料にはなっていない。
 
国内では新型コロナウイルスの感染拡大が続いている。外出の自粛に加え、まん延防止等重点措置の適用対象地域となった首都圏などでは時短営業などの動きが出ており、空運や鉄道株の一部が下げている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はいずれも続落している。
 
個別では、ソフトバンクグループやファナック、トヨタ、JR西日本が下落している。一方、キヤノンや伊藤忠、三菱地所は上昇している。
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