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「メルカリ祭りの日」
「メルカリ祭りの日」
 
週明けのNY株式市場でNYダウは2ヵ月ぶりの5日続落。
約半月ぶりに節目の25000ドルを割り込んだ格好。
下落幅は一時264ドルまで拡大したが引けは103ドル安と下落幅は縮小した。
対中貿易摩擦懸念を背景にボーイングが5日続落。
キャタピラー、P&Gなどが下落した。
インテルの下落も相場の重荷。
ボーイングとインテルの2銘柄でNYダウを33ドル押し合下げている。
ただ原油価格が反発してシェブロンなどエネルギーセクターは上昇。
NASDAQはフェイスブックやアマゾンの上場来高値更新を背景に小幅反発。
S&P500は続落。
ラッセル2000は52週高値を更新した。
「セクターローテーションが中心で積極的な買いは入らずマチマチの動き」との見方だ。
債券は手がかり難で狭いレンジでの商いながら3日続伸。
10年国債利回りは2.91%。
ドル円は110円台半ばで推移。
 
週初は反落で値下がり1518銘柄、値上がり507銘柄。
米中貿易摩擦懸念に寄り前の大阪地震が加わり売り一色となった。
もっともメルカリ上場イベント前の一休みという声も効かれる。
村田製の高値更新や資生堂の上昇が救いだった印象。
「ここまでは上がるも下がるも外部要因次第という状況。
しかしメルカリが登場にインフラ復旧需要期待が加わって独自の材料が出てきた」という見方もある。
東証1部の新安値は主力銘柄中心に184銘柄。
この逆襲が欲しいところだ。
25日線(22646円)からは0.1%のプラスかい離。
騰落レシオは86.73%まで低下。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.965%(前日▲12.232%)。
買い方▲10.342%(前日▲9.081%)と拮抗。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率松井証券速報で売り方▲22.45%(前日▲21.38%)。
買い方▲15.48%(前日▲13.97%)。
売り買いともに悪化だ。
空売り比率は42.2%と2日ぶりの40%台。
もっとも裁定買い残が2兆814億円では悪さも少ないだろう。
日経VIは16.24まで上昇。
NT倍率は12.80倍と今年最大となった。
株価下落でも日経優勢あるいはTOPIX劣劣勢の展開だ。
足元225採用銘柄のEPSは1675円まで増加してきている。
シカゴ225先物終値は大証日中比40円高の22660円。
25日線(22646円)がサポートしてくれることに期待。
5日線(22823円)を復活できればSQ値22825円も復活だ。
少なくとも4日連続日足陰線は避けたいところ。
気学では「押し目買いの日。逆に安いと翌日から高し」。
水曜は「相場の放れる日。足取りに注意せよ」。
いずれにしてもメルカリ祭りの週だ。
 
 
(兜町カタリスト櫻井)

 
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