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245円高と堅調、米株高を好感
東京株式(前引け)=245円高と堅調、米株高を好感
 
10日午前の日経平均株価は3日続伸し、前週末比245円87銭高の2万9603円69銭で終えた。
きょう前場の東京株式市場は前週末の欧米株高を受けリスク選好の流れとなり、朝方こそ売り買いを交錯させていたが、その後買いの勢いが増し、日経平均は一時300円を超える上昇をみせた。
注目された4月の米雇用統計は市場の事前コンセンサスを大幅に下回り、これがFRBによる金融緩和政策の長期化につながるとの思惑から米株市場の強気優勢の地合いを演出したが、東京株式市場もこれに追随する動きとなっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続伸した。
 
市場からは「米金融緩和が長期化しそうで、買い安心感につながった。ゴールデンウイーク明けから様子が変わってきたが、外国人投資家が頑張っているようで、彼らの買いが続いているうちは大丈夫だろう。とりあえず日経平均3万円が狙えるのではないか」との声が聞かれた。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1960億円、売買高は5億6464万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1507と、全体の約7割を占めた。値下がりは599、変わらずは83銘柄だった。

 
 
業種別株価指数(33業種)は鉄鋼、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属などが上昇。下落は小売業、電気・ガス業、海運業など。
 
個別では、売買代金トップの任天堂が大きく上値を伸ばしたほか、ソニーグループも堅調。日本製鉄、JFE、神戸鋼など鉄鋼大手も商い上位で大幅高だった。フルサト工業がストップ高カイ気配、日本冶金工業、リコー、第一三共、メンバーズなども値を飛ばした。大平洋金属も物色人気。
 
半面、ファーストリテイリング、ディーエヌエが大幅安、ファストリ、セブン&アイ、レーザーテック、SUMCOも冴えない。メディカルシステムネットワーク、大幸薬品などが急落した。
 
東証2部株価指数は前週末比21.15ポイント高の7540.47ポイントと4日続伸した。
出来高1億2438万株。値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は167となった。
 
個別では、オーナンバがストップ高。三井金属エンジニアリング、北海道コカ・コーラボトリング、オーベクス、アートスパークホールディングス、エス・ディー・エス バイオテックなど20銘柄は年初来高値を更新。Jトラスト、東洋刃物、ノダ、岡山県貨物運送、ジーエルサイエンスが買われた。
 
一方、ニッセイ、タクミナ、ヨネックス、京福電気鉄道が年初来安値を更新。セントラル総合開発、スガイ化学工業、ヒラキ、宮入バルブ製作所、日和産業が売られた。
 
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