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161円高と反発3万0400円台、半導体関連に買い
東京株式(前引け)=161円高と反発3万0400円台、半導体関連に買い

17日午前の日経平均株価は3日ぶりに反発し、午前終値は前日比161円77銭高の3万0485円11銭だった。
前日の米国市場ではNYダウは下落したが、ナスダック指数は上昇と高安まちまちだった。この流れのなか、東京市場は底堅く推移している。前日までの2日間の下落で、値頃感が出た銘柄の下値を買う動きも出ている。
 
前日の米株式市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で最高値を更新した。東京市場でも東エレクやアドテストといった値がさの半導体関連銘柄の一部に買いが入った。高PER(株価収益率)のグロース(成長)株も物色の対象となった。
 
きょう告示された自民党総裁選には4人が立候補を届け出た。新型コロナウイルスの感染抑制策や経済対策などの政策への期待がこれまで日本株を押し上げてきた。市場では「政策に関わる材料をいったん織り込み、今後は経済活動の再開や企業決算などに関心が向かう」との見方があった。
 
東証株価指数(TOPIX)は反発した。朝方には下げる場面もあった。JPX日経インデックス400も反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4872億円、売買高は5億4488万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1006と、全体の5割弱を占めた。値下がりは1060、変わらずは121だった。
 
個別銘柄では、レーザーテックや東京エレクトロンアドバンテストといった半導体関連株が高く、日本郵船や川崎汽船商船三井など海運株も値を上げた。キーエンスやトヨタ自動車、エムスリーが上昇した。日産化や信越化も高かった。

半面、3000億円のユーロ円CBの発行を発表した日本製鉄が大幅安となり、連想売りからジェイ エフ イー ホールディングスも下落した。昭和電工やサインポストが安い。TOTOやNTNも売られた。
 
東証2部株価指数は前日比18.28ポイント高の7823.87ポイントと3日ぶり反発した。
値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は139となった。
 
個別では、オーベクス、神島化学工業、日本ピグメント、日本鋳造、ダイハツディーゼルなど11銘柄が年初来高値を更新。日鍛バルブ、ヴィス、ミズホメディー、トレーディア、東邦金属が買われた。
 
一方、ギグワークスが年初来安値を更新。バイク王&カンパニー、神鋼環境ソリューション、リスクモンスター、堺商事、リヒトラブが売られた。
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