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手控えムードか

手控えムードか
31日の日経平均株価は3営業日ぶりに反落し、2万7327円(前日比106円安)引けとなった。朝方は、円安・ドル高を支えに買いが先行したが、30日の米国株安が重しとなり、いったん下げに転じた。すかさず切り返す場面もあったが、買いは続かず、再びマイナス圏に押し戻された。後場は、一段安となった。香港ハンセン指数などアジア株が安く、先物売りを交えて下げ幅を広げ、一時130円超下落した。
チャート上では、この日もフシ目となる2万7500円手前でハネ返され、改めて上値の重さを意識する向きは少なくないだろう。
 
 
明日2月1日の日経平均株価は、決算発表が相次ぐ中、個別株物色が続くが、注目のFOMC(米公開市場委員会、1月31日−2月1日開催)を目前にして手控えムードに傾く可能性がある。米利上げ幅は0.25%に縮小する見込みで、すでに株式市場では織り込み済みとみられる。
ただし、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC後の会見で金融引き締めに前向きな「タカ派」的な姿勢を示すことへの警戒感は残っており、基本的に内容を見極めるまでは動きづらいだろう。
 
あすもFOMCの結果発表待ちとなるため、指数に関しては上がりづらいとみておいた方が良い。ただ、プライムで値上がり銘柄が多かったように、今は指数に対する期待が低くても、個別を急いで売るような地合いにはなっていない。
個別の物色意欲は旺盛と思われるだけに、あすもきょう同様に値上がり銘柄が多くなるかに注目したい。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(31日現在)
 
28845.12  ボリンジャー:+2σ(13週)
28200.31  ボリンジャー:+1σ(26週)
28157.32  ボリンジャー:+3σ(25日)
28012.51  ボリンジャー:+1σ(13週)
27738.76  均衡表雲上限(週足)
27613.37  ボリンジャー:+2σ(25日)
27422.37  均衡表基準線(週足)
27369.86  均衡表雲上限(日足)
27366.67  6日移動平均線
27360.93  26週移動平均線
 
27327.11  ★日経平均株価31日終値
 
27309.40  均衡表雲下限(日足)
27218.28  200日移動平均線
27210.88  75日移動平均線
27179.90  13週移動平均線
27069.43  ボリンジャー:+1σ(25日)
26928.79  均衡表転換線(週足)
26911.56  均衡表転換線(日足)
26906.04   新値三本足陰転値
26823.98  均衡表雲下限(週足)
26582.02  均衡表基準線(日足)
26525.48  25日移動平均線
26521.54  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
 
株価下方を走る25日移動平均線は上向きをキープしたが、終値は1月17日以来の5日移動平均線割れ。一目均衡表は雲上限割れで終了し、昨日形成した三役好転の強気形状が崩れた。ローソク足は本日陰線の胴体部分が昨日陽線の胴体部分を覆う「包み線」を描いており、短期的な天井到達リスクにも留意が必要となろう。
 
 
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