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小幅続伸、買い先行も上値重い
東京株式(前引け)=小幅続伸、買い先行も上値重い

14日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比25円66銭高の2万3275円27銭だった。
前日の米国市場ではハイテク株が堅調でナスダック指数が上昇したことなどが好感されている。ただ、お盆で休みを取っている投資家も少なくなく、日経平均株価は前日終値近辺での小幅な値動きが続く方向感に欠ける展開となっている。
 
相場の下げを見越して売っていた投資家の買い戻しに加え、製薬会社のマーケティングを支援するエムスリーに加えテルモ、エーザイなど医薬とその関連株が買われ、相場を押し上げた。
 
買い一巡後は、自動車、銀行などの景気敏感株を中心に「細かく利益確定売りが出た」ため伸び悩んだ。日経平均が前日終値を下回る場面も見られた。7月の中国の小売売上高が前年同月比マイナス1.1%と事前の市場予想を下回ったことも地合いを悪くした。
 
今週に入り日経平均株価は値を上げ、前週末から900円超上昇した。市場には「週末を控えて持ち高調整の売りが出やすい」と戻り売りを警戒する声が多く、値がさの電機株などで値を消す銘柄が目立った。
 
日本時間11時発表の中国の7月小売売上高や工業生産高は市場予想を下回る内容だったが、日本株の反応は限られた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅続伸。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆681億円、売買高は5億3214万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1021と、全体の約47%だった。値下がりは1032、変わらずは120銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)では、サービス業、空運業、石油・石炭製品の上昇が目立った。下落は鉱業、不動産業、輸送用機器など。
 
個別銘柄では、エーザイ、リクルート、第一三共が上昇した。チェンジ、GMOクラウドが値を上げ、KDDIは強含み。エムスリー、OLC、JALが高い。ファーストリテ、富士フイルム、ソニー、ENEOS、任天堂が買われる。
 
半面、ソフトバンクG、JR東日本が値を下げた。三菱UFJ、三井不もさえない。トヨタ、東エレクが軟調。信越化、デンソー、ファナック、国際帝石も安い。資生堂が売られた。
 
 
東証2部株価指数は前日比27.48ポイント安の6573.25ポイントと5日ぶり反落した。
出来高1億2098万株。値上がり銘柄数は209、値下がり銘柄数は164となった。
 
個別では、日本和装ホールディングス、カワセコンピュータサプライ、恵和、技研ホールディングス、松尾電機が売られた。
 
一方、浜井産業、ジュンテンドーが年初来高値を更新。フリージア・マクロス、木村工機、ピーエイ、ダイトーケミックス、アートスパークホールディングスが買われた。

 
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