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続落スタート、米ハイテク株安が重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=続落スタート、米ハイテク株安が重荷
【寄り付き概況】

8日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比64円10銭安の2万7622円30銭。東証株価指数(TOPIX)は、5.25ポイント安の1943.06で始まった。

前日の米国株市場では引き続きFRBの利上げ長期化に伴うリセッションを警戒する形で上値の重い展開となり、NYダウはわずかにプラス圏で取引を終えたものの、ナスダック総合株価指数は4日続落となった。東京株式市場でもこれを引き継いで強弱観が対立する地合いとなっている。

主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も小幅に下落した。FRBの利上げが米景気を冷やすとの警戒感が強かった。東京株式市場でも投資家心理が弱気に傾き、ソニーGや東エレクなど主力株に売りが出ている。

あすにメジャーSQ算出を控え、先物主導の不安定な値動きも予想されるところ。主力株への実需買いが手控えられやすい状況だが、日経平均2万7000円台半ばは値ごろ感からの押し目買いも入り下値抵抗力を発揮しそうだ。

8時50分に内閣府が発表した2022年7〜9月期の国内総生産(GDP)改定値は物価変動を除いた実質で前期比0.2%減、年率換算では0.8%減だった。GDP改定値の発表を材料視する向きは限られている。

個別では、三菱自、ホンダ、スズキが安い。日電産と日揮HDも売りに押されている。半面、三井物や丸紅、双日など商社株が高い。
 
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