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265円安、反落。欧州株安を嫌気、利益確定売り
東京株式(前引け)=265円安、反落。欧州株安を嫌気、利益確定売り
20日前場の日経平均株価は前日比265円00銭安の2万1884円21銭と4営業日ぶりに大幅反落した。
19日の米国市場はプレジデンツデーの祝日で休場だったが、欧州株が下落した。投資家心理の重荷になり、幅広い銘柄に売りが出た。
前日まで3営業日の上昇ピッチの速さを警戒した売りも重なった。下げ幅は一時300円を超えた。
ただ、前場の東証1部の売買代金は1兆円台前半にとどまっており、「売りが膨らんだというより、買いの手が止まって下げた、というのが実感に近い」とみられる。
  
日本株の業績面での割安さが指摘される中、休み明けの米株の動向を確認する前に大きく売り込むのは難しいと思われ、市場からは「Globex(シカゴ先物取引システム)でNYダウ先物が下落し、日本株に響いている。上がるも下がるも米株次第であり、その米株はまだボラティリティが高く戻り高値圏で波乱があるとみている」との声が聞かれた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ反落した。
 
業種別株価指数(33業種)は、銀行業、機械、保険業、電気機器、非鉄金属の下落率が大きかった。上昇はパルプ・紙のみ。
 
東証1部の出来高は6億2530万株、売買代金は1兆958億円。騰落銘柄数は値上がり647銘柄、値下がり1335銘柄、変わらず82銘柄。


個別では、トヨタ、日産自の自動車株の一角や、ファナック、コマツ、東エレクが売られ、三菱自、ソニーは値を消した。富士通は急落。住友鉱は下げがきつい。三菱UFJ、三井住友などメガバンクが売り優勢、スルガ銀は昨年来安値。東京海上、ソフトバンクG、ファーストリテは反落した。ブレインパッド、東京製鉄などは大幅安となった。
 
半面、任天堂が底堅く、ガンホー、7&iHDは堅調。日本紙、東海カ、Vテクも上昇した。
エスケイジャパン、ショーケース・ティービー、中国塗料などが値を飛ばし、サンケン電気、ガンホー・オンライン・エンターテイメントなども買われた。
 
東証2部株価指数は前日比16.12ポイント安の7318.24ポイントと4日ぶり反落した。
値上がり銘柄数は175、値下がり銘柄数は248となった。
 
個別では、サンセイ、ジーエルサイエンス、京進、アルメタックス、アートスパークホールディングスが売られた。
 
一方、パシフィックネット、MCJ、梅の花が昨年来高値を更新。日本パワーファスニング、ジー・スリーホールディングス、東京ラヂエーター製造、アライドテレシスホールディングス、SECカーボンが買われた。


 
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