兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
NYダウ 75ドル高、3日続伸も重要イベント控え上値重い
【市況】NYダウ 75ドル高、3日続伸も重要イベント控え上値重い
8日のNYダウ工業株30種平均は、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の議論が注視される中、小幅ながらも3日続伸した。前日比75ドル12セント高の2万5316ドル53セントと3カ月ぶりの高値で終えた。
 
カナダで8、9両日開催のG7サミットでは、鉄鋼・アルミニウムの輸入制限など保護主義的な通商政策を進める米国に他の6カ国が強く反発し、議論が紛糾すると予想されており、この日のダウは警戒感から売り優勢で始まった。
 
アップルがスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルについて、発注を前年比20%減らすことをサプライヤーに伝えたとの報道が伝わったことも、相場の重しとなった。
 
その後、中盤にかけてG7サミットの先行きに対する過度の懸念は和らぎ、ダウはプラス圏に浮上したが、米朝首脳会談、FOMC結果を見極めたいとの思惑から、上値の重い展開となった。
 
「物言う株主」の協力で経営改革が進むとの期待感が高まっている日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などへの買いが続いた。
業種別S&P500種株価指数の「生活必需品」は年初来で1割以上下げており、相対的な出遅れ感が意識された。対主要通貨でのドル高が一服していることも、国際展開する消費関連銘柄の買いを誘った。
 
ナスダック総合株価指数は反発し、同10.441ポイント高の7645.511で終えた。
 
セクター別では、食品・飲料・タバコや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
 
個別では、電子署名アプリのドキュサイン(DOCU)は、決算内容が予想を上回り、上昇。家庭用品のプロクター&ギャンブル(PG)は、アクティビスト投資家で同社取締役に選出されたペルツ氏が事業分割を提案しており、一部アナリストが各部門・事業の価値合計が104ドル相当との予想を示したことで、堅調推移した。
今年に入って株価が低迷していた映画・娯楽のウォルト・ディズニーも買われた。過去に利用者の投稿を誤って一般公開していたことが明らかになったフェイスブックは上げて終えた。最高経営責任者(CEO)の交代を発表した通信のベライゾン・コミュニケーションズも高い。
 
一方、半導体のブロードコム(AVGO)は、決算内容が嫌気され、下落。携帯端末のアップル(AAPL)は、今年後半に発売予定の新型iPhone向け部品の発注を前年比で2割減少させたと日経新聞が報じ、売られた。前日夕に決算を発表した半導体のブロードコムも材料出尽くし感から売られた。
 
 
VIX指数は12.18と上昇(前営業日12.13)。G7首脳会議での米国とG6との貿易摩擦激化への警戒感から、米主要株式3指数が前日比マイナスでスタートしたことで、VIX指数は一時13.31まで上昇した。
しかし、主要株式3指数がプラス圏に戻して引けたことで、小幅な上昇にとどまっての引けとなった。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
25,316.53+75.12
S&P500種
2,779.03+8.66
ナスダック
7,645.511+10.441
 
米10年債利回り(%)
2.9498 +0.017
米2年債利回り(%)
2.5039 0
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,302.70−0.30   
NY原油(ドル/バレル)
65.56−0.39
円・ドル
109.48 - 109.49−0.41

 

【シカゴ日本株先物概況】

 
シカゴ日経平均先物は小幅安。この日から取引の中心となった9月物は前日比35円安の2万2630円で引けた。
同日の大取終値を10円上回った。円高を嫌気した売りがやや優勢だった。
 
シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
22630 ( +10 )
シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
22670 ( +50 )
( )は大阪取引所終値比



【欧州株式市場】

■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は続落した。前日7日の終値に比べ23.33ポイント安の7681.07で引けた。
先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を控えて貿易戦争に対する懸念が再燃し、リスク回避気分から続落となった。
構成銘柄の9割が下落していたものの、午後に入りたばこ株などが買い戻され、下げ幅をやや縮小した。時価総額の大きい鉱業株、石油株、銀行株が軒並み下落し、指数を押し下げた。
 
個別では、全面安となった鉱業株のなかでも、特にアナリストが目標株価を引き下げたフレスニージョが6%超安と、大幅に下落した。アントファガスタやロシアの鉄鋼大手エブラズも安かった。
資産運用のスタンダード・ライフ・アバディーンの下げが目立った。銀行のロイズ・バンキング・グループがアバディーン社の残りの持ち株を売却したと伝わった。
 
半面、英住宅大手バラット・デベロップメンツが2.2%高で上昇率トップ。午前は売りが先行していたたばこ株と医薬品の一角が買い戻された。英生活用品大手レキット・ベンキーザーも2.0%高だった。


■ドイツ・フランクフルト株価指数 
ドイツ株式指数(DAX)は続落。終値は前日7日と比べて44.50ポイント安の12766.55だった。朝方発表になった4月の独鉱工業生産指数が市場予想を下回ったことを嫌気した売りが先行した。
 
毛別では、リストラ計画を発表したドイツポストが安かった。銀行株も下落した。
一方で不動産のボノビアと消費財のヘンケルが高くなった。


■フランス・パリ株価指数
CAC40(仏)5,450.22+1.86
 
a