もみ合い展開か。
もみ合い展開か。 |
日経平均は買い先行から失速。月替わりが警戒されたか、値幅を伴った下げとなった。終値(2万6433円)は5日線(2万6415円、30日時点)を下回ってはおらず、弱い中でも節目は意識されたが、目先は不安定な値動きが続くかもしれない。
ただ、マザーズ指数が25日線を上回るなど、もみ合い上放れを期待させるような動きを見せている。仮に日経平均がもう一段下を試したとしても、マザーズや過熱感の乏しいセクターが受け皿となり、日本株から資金が逃げることはないだろう。
日経平均のきょうの高値は2万6830円。高値から1000円以上下げるとピーク感が出てくる可能性が高く、2万6000円台で値を固めることができるかが注目される。
11月の日経平均は、“荒れる2日新甫”というアノマリーとは真逆の展開で驚異的な上昇波を形成した。その11月相場が終わり、明日からいよいよ師走相場突入となる。
12月1日の日経平均株価は、強弱感対立か。
11月30日の主要株価指数は、前週までの急ピッチな上昇に対する反動から下落し、材料面でのフォローがないと高値警戒感が尾を引く可能性がある。
一方、9月中間配当金の配当再投資観測や、買い遅れた投資家の押し目買い意欲は根強いとみられる。ただ、米国では感謝祭をすぎると休暇入りするプレーヤーが多くなり、海外投資家がけん引する相場は一休みとの読みも出ている。
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
28479.43 ボリンジャー:+3σ(25日)
28009.89 ボリンジャー:+3σ(13週)
27286.78 ボリンジャー:+2σ(25日)
27134.96 ボリンジャー:+3σ(26週)
26746.14 ボリンジャー:+2σ(13週)
26433.62 ★日経平均株価30日終値
26267.58 6日移動平均線
26165.59 新値三本足陰転値
26129.90 均衡表転換線(日足)
26094.13 ボリンジャー:+1σ(25日)
25891.53 ボリンジャー:+2σ(26週)
25482.38 ボリンジャー:+1σ(13週)
24901.47 25日移動平均線
24891.34 均衡表転換線(週足)
24891.34 均衡表基準線(日足)
24648.10 ボリンジャー:+1σ(26週)
24218.63 13週移動平均線
24182.02 均衡表基準線(週足)
23835.06 75日移動平均線
23708.82 ボリンジャー:-1σ(25日)
ローソク足は上下のヒゲが極端に短く「陰の丸坊主」に似た形で終了し、強い売り圧力を窺わせた。ザラ場安値は上向きの5日線上方をキープしたものの、ほぼ安値引けとなり上昇一服感を伴う形状。また、RSI(14日ベース)が74.44%(先週末82.54%)に低下して「買われ過ぎ」圏を脱したが、25日線との上方乖離率は6.15%(先週末7.51%)と依然高止まりしている。10月末終値からの上昇率は15.0%と大きいため、反動安リスクが警戒される。パラボリックの陰転値が26245.92円まで切り上がっており、上昇トレンドの反転リスクには留意が必要だろう。