日米首脳会談が終了。
【為替】日米首脳会談が終了。
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19日の東京外国為替市場における米ドル円は、比較的狭いレンジのなかで推移が続いた。
そんななか、序盤は日本時間早朝に行われた日米首脳会談後の共同記者会見を受け、一時的に上昇することとなる。
会見のなかでトランプ米大統領は、日本側が懸念していた通商問題について柔軟ともとれる姿勢を示し、このことが外国為替市場でリスク後退姿勢を後退させるきっかけとなったようだ。
米ドル円の値動きを詳しく追うと、序盤は上記を理由に本日の高値107.530円へと上昇。
ただ、中盤以降は利益確定と思われる売りに押され、欧州時間に入ると107円台の前半まで水準を切り下げることとなる。
この後は、日米首脳会談が無難に通過し、また北朝鮮やシリア情勢、貿易戦争への懸念が一服する中で、米ドル円がどこまで上値を伸ばすかに注目したい。現状の一服感が続くようであれば、大台108.00円までの上昇はあってもよさそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]