続伸、米国株の上昇でリスク選好
【市況】東京株式(寄り付き)=続伸、米国株の上昇でリスク選好
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4日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比184円36銭高の2万2379円74銭。前日の米国市場で主要な株式指数が軒並み上昇したことを背景に投資家がリスクを取りやすい環境になっている。
前日の米市場の物色傾向を引き継ぎ、ハイテク株などを中心に買いが広がっている。
7月の米ISM製造業景況感指数が市場コンセンサスを上回ったことなどが追い風となった。
また、中国の動画アプリ「TickTok(ティックトック)」の米国事業買収を進めていることを発表したマイクロソフトが大幅高に買われたほか、アップルなども連日で最高値を更新し全体相場を牽引、これを受け東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買い優勢で始まった。
ドル・円相場が1ドル=106円台に入るなど円安水準でもみ合っていることも、市場心理の改善に貢献している。
個別では、ソフトバンクG、ソニー、トヨタも上伸している。東エレク、村田製、日本電産、京セラのハイテク株や三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク株、野村、大和証G、東京海上、第一生命の証券・保険株も値を上げている。
このほか、日本製鉄、コマツ、王子HDなどの景気敏感株やJAL、ANAの空運株もしっかりで、任天堂、ファーストリテも高い。
半面、ケーズHD、スシローGHD、カシオが売られ、アイティフォー、ダントーHD、Jパワーも値を消している、また、enish、モバファク、ジョイ本田、岩崎電、船井電機も軟調となっている。