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「なぜ上場しているのかを問う」
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「なぜ上場しているのかを問う」

「SQ通過ながら大幅反落」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
週間ではS&P総合500種が上昇を維持。
NASDAQ総合とNYダウは下落。
シリコンバレー銀行の親会社に当たる金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループは米連邦破産法11条の適用を申請。
銀行株が軟調な展開。
「売りはやや過剰反応。
ただ全体的な流動性や流動性危機の可能性に関する一部の懸念には妥当性がある」との見方。
過去2週間でS&P銀行株指数は4.6%、KBW地方銀行株指数5.4%安。
ファースト・リパブリック・バンクは32.8%安。
配当停止を発表したことを悪材料視。
パックウェスト・バンコープは19.0%安。
ウェスタン・アライアンス・バンコープは15.1%安。
クレディ・スイスの米上場株も6.9%安。
一方、米宅配大手フェデックスは8.0%高。
3市場合算出来高は194.1億株(直近20営業日の平均は124.9億)。
先物決済日で膨らんだ。
CB景気先行指数は前月比0.3%低下。
11カ月連続での低下。
ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は63.4と前月の67から低下。
低下は4カ月ぶり。
市場予想は67.0だった。
「シリコンバレー銀行が破綻する前に消費者信頼感がすでに低下。
破綻時点では調査の約85%が完了していた」という指摘がある。
1年先のインフレ期待は3.8%と2月の4.1%から低下。
2021年4月以来の低水準。
5年先のインフレ期待は2.8%。
2.9─3.1%の狭いレンジを下回ったのは過去20カ月で2回目。
10年国債利回りは3.437%。
週初からは0.28%低下。
週間ベースの低下としては昨年11月以来の大きさ。
2年国債利回りは3.845%。
週初からの下落幅は0.7%を超。
週間ベースの低下しては1987年10月以降で最大。
FRBが0.25%利上げを決定する確率は61.3%。
またFRBが7月までに利下げに着手するとの見方。
ドル円は131円台後半。
WTI原油先物4月限は前日比1.61ドル(2.36%)安の1バレル=66.74ドル。
清算値ベースでは2021年12月以来、約1年3カ月ぶりの安値水準。
SKEW指数は136.62→134.53→131.34。
恐怖と欲望指数は28→25。

週末のNYダウは384ドル(1.19%)安の31861ドルと反落。
高値32217ドル、安値31728ドル。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは86.93%(前日86.47%)。
NASDAQは86ポイント(0.74%)安の11630ポイントと5日ぶりに反落。
高値11773ポイント、安値11562ポイント。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは79.08%(前日79.57%)。
S&P500は43ポイント(1.10%)安の3916ポイントと反落。
高値3958ポイント、安値3901ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは79.36%(前日81.35%)。
ダウ輸送株指数は191ポイント(1.37%)安の13773ポイントと反落。
SOX指数は14ポイント(0.47%)安の3083ポイントと反落。
VIX指数は25.51と上昇。
NYSE出来高は40.11億株(前日13.53株)。
3市場合算出来高は194.1億株。直近20日平均は124.9億株)。
SQのクワドラブルウイッチィングで膨らんだ。
シカゴ225先物円建ては大証日中320円安の26710円。
ドル建ては大証日中比240円安の26790円。
ドル円は131.79円。
一時131.57円を付けた場面があった。
10年国債利回りは3.437%。
2年国債利回りは3.845%。

「ボリンジャーのマイナス3σが26418円」

週末の日経平均は寄り付き222円高。
終値は323円(△1.20%)高の27333円と反発。
金曜は28558円→28424円に窓。
月曜は28118円→27907円に窓。
火曜は27631円→27456円に窓。
下に3空。
木曜は27106円→27057円に窓。
金曜は27057円→27072円に窓。
木曜のマドは埋めた。
日足は2日連続で陽線。
日経平均は週間では810円下落。
週足は2週連続で陰線。
3月9日の28623円から木曜の27010円まで1653円の下落。
それに対して323円高だから2割戻し た格好。
SQ値28377円に対しては6敗。
TOPIXは22.32ポイント(△1.15%)高の1959ポイントと反発。
プライム市場指数は11.50ポイント高の1008.19と6日ぶりに反発。
2日ぶりに1000ポイント台。
東証マザーズ指数は25.94ポイント(△3.52%高の762.59と反発。
プライム市場の売買代金は3兆6788億円(前日は3兆5489億円)。
値上がり1350銘柄(前日218銘柄)。
値下がり423銘柄(前日1582銘柄)。
新高値26銘柄(前日6銘柄)。
新安値11銘柄(前日89銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは110.52(前日107.04)。
NTレシオは13.95倍(前日13.94倍)。
60日連続で13倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は8勝4敗で66.66%。
下向きの25日線(27646円)からは▲1.13%(前日▲2.34%)。
4日連続で下回った。
下向きの75日線は27256円。
4日ぶりに上回った。
ただ200日線を下回った格好は継続。
上向きの200日線(27361円)からは▲0.10%(前日▲1.27%)。
4日連続で下回った。
下向きの5日線は27325円。
6日ぶりに上回った。
25日線が75日線と200日線を上回った状態は18日連続。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.032%(前日▲10.395%)
買い方▲9.145%(前日▲10.321%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.455%(前日▲7.773%)。
買い方▲22.196% (前日▲24.941%)。
空売り比率は43.6%(前日46.8%、6日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日9.5%)。
日経VIは19.45(前日21.57)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.81倍(前日12.67倍)。
4日連続で12倍台。
前期基準では13.29倍。
EPSは2133円(前日2122円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.15倍(前日1.14倍)。
BPSは23768円(前日23693円)。
10年国債利回りは0.270%(前日0.280%)。
日経平均の予想益回りは7.81%。
予想配当り利回りは2.39%。
プライム市場の予想PERは13.83倍。
前期基準では14.06倍。
PBRは1.16倍。
プライム市場の予想益回りは7.22%。
配当利回り加重平均は2.56%。
プライム市場の単純平均は29円高の2450円。
プライム市場の売買単価は2241円(前日2144円)。
プライム市場の時価総額は705兆円(前日697兆円)。
ドル建て日経平均は205.46(前日203.35)と続伸。
48日連続で200ドル台。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比320円安の26710円。
高値27145円、安値26645円。
大証先物夜間取引終値は日中比330円安の26700円。
気学では月曜は「初め高きは売るべし」。
水曜は「高き日。もし安ければ翌日高し」。
木曜は「強く見せる大引け売りの時」。
金曜は「安値にある時は急伸する日。押し目買い」。
ボリンジャーのプラス1σが28056円。
マイナス1σが27237円。
マイナス2σが26828円。
マイナス3σが26418円。
3月権利配当落ち分は約252円。
SQ通過で29日まで先物と現物の逆ザヤは252円。
アノマリー的には「上げの特異日」。
大引けは「FTSE半期リバランス」実施で商いは膨らみそう。

《今日のポイント3月20日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って反落。
  10年国債利回りは3.437%。
   2年国債利回りは3.845%。
   ドル円は131円台後半。
   SKEW指数は136.62→134.53→131.34。
   恐怖と欲望指数は28→25。

(2)ダウ輸送株指数は191ポイント(1.37%)安の13773ポイントと反落。
   SOX指数は14ポイント(0.47%)安の3083ポイントと反落。
   VIX指数は25.51と上昇。
   NYSE出来高は40.11億株(前日13.53株)。
   3市場合算出来高は194.1億株。直近20日平均は124.9億株)。
   SQのクワドラブルウイッチィングで膨らんだ。
   シカゴ225先物円建ては大証日中320円安の26710円。

(3)プライム市場の売買代金は3兆6788億円(前日は3兆5489億円)。
   値上がり1350銘柄(前日218銘柄)。
   値下がり423銘柄(前日1582銘柄)。
   新高値26銘柄(前日6銘柄)。
   新安値11銘柄(前日89銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは110.52(前日107.04)。
   NTレシオは13.95倍(前日13.94倍)。
   60日連続で13倍台。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)下向きの25日線(27646円)からは▲1.13%(前日▲2.34%)。
   4日連続で下回った。
   下向きの75日線は27256円。
   4日ぶりに上回った。
   ただ200日線を下回った格好は継続。
   上向きの200日線(27361円)からは▲0.10%(前日▲1.27%)。
   4日連続で下回った。
   下向きの5日線は27325円。
   6日ぶりに上回った。
   25日線が75日線と200日線を上回った状態は18日連続。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.032%(前日▲10.395%)
   買い方▲9.145%(前日▲10.321%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.455%(前日▲7.773%)。
   買い方▲22.196% (前日▲24.941%)。

(6)空売り比率は43.6%(前日46.8%、6日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は7.4%(前日9.5%)。
   日経VIは19.45(前日21.57)。
   2月16日の安値は14.63。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.81倍(前日12.67倍)。
   EPSは2133円(前日2122円)。
   11月15日の過去最高準は2238円。
   225のPBRは1.15倍(前日1.14倍)。
   BPSは23768円(前日23693円)。
   10年国債利回りは0.270%(前日0.280%)。

(8)プライム市場の単純平均は29円高の2450円。
   プライム市場の時価総額は705兆円(前日697兆円)。
   ドル建て日経平均は205.46(前日203.35)と続伸。
   48日連続で200ドル台。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28056円。
   マイナス1σが27237円。
   マイナス2σが26828円。
   マイナス3σが26418円。
   3月権利配当落ち分は約252円。
   SQ通過で29日まで先物と現物の逆ザヤは252円。
   アノマリー的には「上げの特異日」。
   大引けは「FTSE半期リバランス」実施で商いは膨らみそう。

今年の曜日別勝敗(3月17日まで)

月曜5勝4敗
火曜6勝4敗
水曜7勝4敗
木曜5勝5敗
金曜8勝3敗


経済協力開発機構(OECD)は世界の成長率予想を上方修正。
理由は「インフレ圧力の緩和で世界経済の見通しが数カ月前より改善した」。
ただし金利上昇でリスクは高止まりするとの見方だ。
昨年3.2%だった世界の成長率は、今年は2.6%と予想。
エネルギー・食品価格の低下や中国の「ゼロコロナ」政策撤廃を指摘。
昨年11月の予想2.2%から上方修正した。
2024年の予想も2.7%から2.9%に引き上げた。
20カ国・地域(G20)のインフレ率は昨年の8.1%から今年は5.9%に
24年には4.5%に低下すると予想。
中央銀行の政策金利の最終到達水準について、米国が5.25─5.5%。
ユーロ圏と英国は4.25%と予想。
向こう2年にインフレが低下し、来年には一部の国で「穏やかな」緩和の余地が生まれるとの見方を示した。
米国の成長率予想は今年が1.5%、来年は0.9%。
金利上昇が需要を冷やし成長が減速するとの見方。
今年の予想は昨年11月の0.5%から引き上げた。
来年の予想は1.0%からわずかながら下方修正した。
中国の成長率予想は、ゼロコロナ政策廃止を受け上方修正した。
今年の予想は5.3%、来年が4.9%。
昨年11月は今年が4.6%、来年は4.1%だった。
ユーロ圏の成長率予想は今年が0.5%から0.8%に。
来年は1.4%から1.5%に引き上げられた。
日本の成長率は、今年が1.4%、来年は1.1%と予想。
今年の予想が1.8%から下方修正。
一方、来年は0.9%から上方修正。

銘柄を見るときはまず虚心坦懐に。
何をしている会社なのか。
それは社会にとって必要な製品やサービスなのか。
未来をどう目指しているのか。
企業が描く未来像ではなく自分が未来像を描いてみることが大切だ。
重要なのは細かいことにこだわらず自由な発想で見ること。
現在の延長線上でしかない作文チックな中長期計画などにとらわれてはいけない。
未来が明るそうなのか、暗そうなのか。
成長する意思があるならばその材料は何なのか。
それは国策とリンクしているのか。
夢想は大きくなるに違いない。
そして改めて現実の業績を確認する。
売上推移、営業利益率など。
配当性向、ROE、DOEなどを確認。
PER、PBRなどを当然見てみる。
そうすると未来像とのギャップは当然浮き彫りになろう。
何が足りないのか。
どこを手当てすれば良いのか。
自分が経営するとしたらどうするべきなのか。
考えることはいろいろあろう。
そして最後に見るのがチャート。
現在の株価位置をルーティーンに確認する。
チャートから銘柄に入るなんて言語道断。
罫線はあくまで過去を確認するツールでしかないからそこに未来はない。
一方で発行体企業に必要なのは「なぜ上場しているのか」の再確認。
「上場の目的は何なのか」という質問だ。
フツーはきれいに「資金調達、知名度向上、ビジネス拡大。成長のための一過程」などの答えが用意されている。
しかし、本当の目的は何なのか。
この質問に明確に答えられる企業は少ない。
逆に言えば、この回答が明確な企業こそ投資すべきであるとも思える。
「なぜ上場しているのか」。
これを明確にすることこそ新たなIRの世界でもあろう。


(兜町カタリスト櫻井)
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