兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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一進一退の展開か
【オープニングコメント】
一進一退の展開か
20日の日経平均株価は一進一退の展開となりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万1900円-2万2200円
19日のNYダウ工業株30種平均は反落し、52ドル安の2万7094ドルで終えた。米長期金利が低下したことで、利ざや悪化が懸念された金融株も下落し相場の重荷となった。
米中通商協議を巡る懸念から上値を追う動きは鈍いだろう。
ただ、日銀の黒田東彦総裁が前日夕方の会見で追加緩和に前向きな姿勢を示したことが支えとなるとみられるが、秋分の日を含む3連休を前に利益確定を目的とした売りが出る公算が大きく、市場では2万2000円を挟んで推移するとの見方がある。
 
もっとも、下値は限定的か。大阪取引所の夜間取引で日経平均先物12月物は2万1940円で終え、19日の清算値を70円上回った。足元で、年初来高値を更新した銘柄や、年初来高値を視野に入れる銘柄などへの個別物色が中心になりそう。
 
円相場は1ドル=108円ちょうど近辺と、19日の日本時間午後3時時点と比べると、やや円安・ドル高に振れており、東京市場で日経平均は上昇して始まりそうだ。9月末にかけては年金勢による配当再投資の買い需要が見込まれていることも支えとみられている。
 
個別銘柄では任天堂(7974)株が注目される。廉価版の新型ゲーム機「ニンテンドースイッチライト」をきょう発売する。株価は連日で年初来高値を更新するなど堅調に推移している。新商品がヒットするとの期待が膨らめば、同社株の支えとなりそうだ。
 
このほか、20日は総務省の8月の全国消費者物価指数など、国内経済指標の発表が相次ぐ。日銀も4〜6月期の資金循環統計速報を公表する。ギフティ(4449)が東証マザーズ市場に新規上場するほか、ラグビーワールドカップ日本大会もきょうから始まる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■フュートレック <2468>
ロボティクスベンチャーのユカイ工学と資本提携。コミュニケーションロボット市場の拡大を目指した業務提携を強化する。
 
■サンバイオ <4592>
慢性期外傷性脳損傷を対象にした再生細胞薬「SB623」が米国食品医薬品局の「RMAT」の対象品目に指定。RMAT指定を受けた企業は、指定品目に関する優先審査と迅速承認の機会を得る。
 
■ウィルグループ <6089>
上期税引き前を50%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.35%にあたる30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月20日から12月30日まで。
 
■ミダック <6564>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律500円分のクオカードを贈呈する。
 
■コロプラ <3668>
スクウェア・エニックスと共同開発した「ドラゴンクエストウォーク」が500万ダウンロードを突破。
 
■日本アジアグループ <3751>
子会社JAG国際エナジーが千代田区と仙台市に保有するビル3棟を売却。これに伴い、売却益約18億円が発生する。
 
■ウェルス・マネジメント <3772>
7月30日にホテル開発用地として箱根町の不動産を取得したが、新たにその隣地を取得。開発用地は合計1300坪となる。22年のホテル開業を目指す。
 
■エル・ティー・エス <6560>
今期売上を9%上方修正・最高予想を上乗せ。コンピュータソフトウェアの設計・開発を手掛けるワクトの全株式を取得し子会社化する。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
20(金)
8月消費者物価指数(8:30)
《決算発表》
サツドラHD
 
国債買い入れオペ(残存10-25年、残存25年超、残存5-10年)(日本銀行)
ギフティが東証マザーズに新規上場(公開価格:1500円)
任天堂がスイッチの廉価版スイッチライトを発売
ラグビーワールドカップ2019日本大会開幕(11月2日まで)
 
【海外】
予定はありません
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 
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