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様子見ムードか

様子見ムードか
 
24日の日経平均株価は反発し、2万7588円(前週末比66円高)引けだった。
朝方は、米金融政策への警戒感が根強く前週末の米国株式が下落した流れを受け、下げ幅は一時300円を超えた。一巡後は、時間外取引の米株価指数先物高を支えに上げに転じ、一時100円超上昇した。
ただ、買いは続かず、その後は上値を抑えられた。一部では、「イベント通過まではシャッキとせず、それまではもみ合いか」との見方が出ていた。
 
これで安値圏は、陽線が3本並んだ。当面は2万7100円〜2万7200円レベルがボトム圏として意識されるだろう。本日のプラスに関しては、米株先物の上昇もかなりの支援材料になっていると思われる。
 
 
あす25日の日経平均株価は、様子見ムードか。
25−26日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、積極的な売買は期待しにくい。
今晩の米国株が上昇したとしても、あすはそれに連れ高できるとは限らないだろう。
下げることなくもう一段上昇して5日線(2万7721円、24日時点、以下同じ)をあっさり超えてくるようなら、下げ止まりを待っていた投資家の買いが入りやすくなる。その場合、直近で悲観に傾いた分の修正で、25日線(2万8471円)辺りまでは一気に戻す可能性があると考える。
 
市場では、米金融政策の正常化をにらみ、織り込みが進んでいるとの見方は少なくないが、「結果を見極めるまでは軽々に動けない」との声は根強い。折しも米企業決算に続き、週後半からは国内の企業決算も本格化する予定にあり、業績内容を確認したいとの空気も高まりやすいだろう。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
 
28719.50  75日移動平均線
28704.48  26週移動平均線
28685.09  均衡表雲上限(週足)
28627.28  均衡表雲上限(日足)
28616.91  13週移動平均線
28511.61  均衡表雲下限(日足)
28478.56  新値三本足陽転値
28471.93  25日移動平均線
28258.89  均衡表転換線(週足)
28258.89  均衡表基準線(日足)
27971.96  均衡表転換線(日足)
27962.35  ボリンジャー:-1σ(25日)
27924.85  ボリンジャー:-1σ(13週)
27823.59  6日移動平均線
27809.14  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
27588.37  ★日経平均株価24日終値
 
27452.78  ボリンジャー:-2σ(25日)
27232.79  ボリンジャー:-2σ(13週)
26943.20  ボリンジャー:-3σ(25日)
26913.80  ボリンジャー:-2σ(26週)
26605.80  均衡表雲下限(週足)
26540.73  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
ローソク足は3本連続陽線で終了。先週末21日の胴体部分が本日の胴体部分に収まる「陽の陽抱き」を示現。ザラ場高値と安値も先週末水準を超え、2万7500円前後での押し目買い需要を確認する形となった。
ただ、25日移動平均線が下降を続けたほか、ザラ場高値は本日まで4営業日連続で5日線を下回っており、強力な下落トレンドが継続している模様。
 
一方、一目均衡表では三役逆転下の弱気形状で大引けを迎えた。今週は雲上限と下限が交差する変化日が26日と28日に訪れるため、地合いが好悪どちらかの方向に急変する可能性に留意したい。
 
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