反発スタート、FOMC通過で買い戻し先行
【市況】東京株式(寄り付き)=反発スタート、FOMC通過で買い戻し先行
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27日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比128円55銭高の2万7139円88銭。
前日の米国株市場ではFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を受けて、NYダウが取引終盤に値を崩しマイナス圏に沈んだ。東京市場でもこれを受けて投資家心理の改善は見込みにくい状況にある。国内では新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大が加速していることも内需株に重荷となる。
ただ、外国為替市場で急速に円安が進んでいることはハイテクや自動車など輸出セクターには追い風。日経平均は今週に入り500円以上も水準を切り下げていることもあって、目先リバウンド狙いの買いも入りやすい。米株価指数先物の値動きやアジア株市場の動向を横にらみに上下に不安定な展開が想定される
業種別では、郵船、商船三井などの海運株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。第一生命HD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。クレセゾン、オリックスなどのその他金融株も堅調。大和証G、野村などの証券株や、日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株も上げている。