続伸後は上値の重い展開か
【オープニングコメント】 続伸後は上値の重い展開か |
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円−2万2550円。
きのう3日の強い動きや、現地3日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が史上最高値を更新した流れから、買い先行のスタートとなろう。きのうの取引時間の時点では米株先物は弱かったため、ポジティブな反応も大きくなるだろう。
買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となる場面も警戒され、個別株への選別物色が中心になるとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(3日終値は105円89−90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円54−58銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比295円高の2万2385円だった。
日程面では、7月のマネタリーベース、7月の財政資金対民間収支、7月の都区部CPIなど。海外では、6月の豪貿易収支・小売売上高のほか、豪中銀が政策金利を発表。6月の米製造業受注も発表される。
【好材料銘柄】
■メディネット<2370>
国立がん研究センターと新型コロナウイルス感染症の予防を目的とした自家樹状細胞ワクチンの開発に向けた共同研究契約を締結。
■ワールドホールディングス<2429>
上期経常は14%増益で着地。
■手間いらず<2477>
今期経常は2%増で7期連続最高益、0.5円増配へ。
■アステリア<3853>
米国のスピーカーブランド「PolkAudio」のブランディングに関するデザイン戦略コンサルティングサービスを受注。
■イビデン<4062>
上期経常を一転18%増益に上方修正。
■GSIクレオス<8101>
非開示だった今期経常は65%増益、未定だった配当は5円増配。また、株主優待制度を新設。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数1000株未満でクオカード1000円分、1000株以上で同2000円分を贈呈する。
■ケーズホールディングス<8282>
4-6月期(1Q)経常は2倍増益で着地。
■三協フロンテア<9639>
4-6月期(1Q)経常は16%増益で着地。
■マルハニチロ<1333>
上期経常を31%上方修正。
■ホクト<1379>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■あすか製薬<4514>
4-6月期(1Q)経常は2%増益で着地。
■キョーリン製薬ホールディングス<4569>
4-6月期(1Q)経常は24%増益で着地。また、米Otonomyと杏林製薬が創製した感音難聴を対象とする新規開発候補化合物に関するライセンス契約締結。
■カイオム・バイオサイエンス<4583>
がん治療用抗体「CBA-1205」の第1相試験で第一例目の被験者へ投与開始。
【主な経済指標・スケジュール】
4(火)
【国内】
7月都区部消費者物価指数(8:30)
7月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
ソニー、ダイキン、三菱UFJ、アステラス薬、クボタ、SUBARU、オリックス、旭化成、CTC、ヤマハ、日本製鉄、三菱ケミHD、丸紅、ミネベアミツミ、リコー、カカクコム、住友化、ブラザー、王子HD、ファンケル、ニチレイ、山崎パン、JR九州、タカラバイオ、日光電、双日、スシローGHD、東建物、戸田建、日触媒、東海カ、NOK、長瀬産、五洋建、ナカニシ、サンリオ、GSユアサ、ノジマ、フジミインコ、アクシアル、ゼリア新薬、サンゲツ、いなげや、JCU、あらた、イリソ電子、日曹達、オカムラ、日管財、長府製、ヨコオ、サンケン電、ノリタケ、タムロン、三井倉HD、トピー
【海外】
米6月製造業受注(23:00)
《米決算発表》
デボン・エナジー、ディズニー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。