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153円安と反落、円高で海外勢が売り
東京株式(前引け)=153円安と反落、円高で海外勢が売り
 
23日午前の日経平均株価は反落し、前日比153円46銭安の2万3877円89銭で前場を終えた。
寄り付きから売り優勢の展開で、日経平均は一時250円程度下押す場面があった。
中国で発生した新型肺炎の感染拡大に対する懸念が拭えないなか、外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半と円高・ドル安が進んだことが重荷となり、買い手控え感を助長した。朝安後は国内機関投資家や個人投資家による押し目買いが入り下げ渋った。
 
中国・武漢市が公共交通機関の運行を停止するなど、新型肺炎の感染拡大への警戒感が強まった。「昨年末から先物の買い持ち高を増やした海外投資家が、ポジション調整を目的とする売りを出した」との見方も出ている。
 
日経平均は25日移動平均(22日時点で2万3816円)を下回る場面があったが、半導体や電子部品企業の業績拡大期待は根強く、先高観を持つ国内投資家による買いが相場を下支えした。
 
市場では「3月期決算企業の第3四半期(19年10−12月)決算発表の本格化を控え、手控えムードが強く、株価指数先物に振られる格好となった」との声が聞かれた。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で9117億円、売買高は5億1663万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
東証1部の値下がり銘柄数は1307と、全体の6割を占めた。値上がりは713、変わらずは139銘柄だった。
 
個別では、日本製鉄や郵船、三井化学が下落。楽天とファミマが安く、ソフトバンクグループ(SBG)が軟調、資生堂も売り優勢。三菱自やデンソー、ファーストリテイリングも安い。IDOMが急落、シキボウなども大きく値を下げた。
 
半面、アドバンテストが商いトップで上昇、東京エレクトロンもしっかり。トヨタとNECが堅調だった。TDKや太陽誘電も堅調。ファルコホールディングス、阿波製紙などが値を飛ばした。システムサポートも大幅高、ニイタカ、イワキも上昇した。
 
 
東証2部株価指数は前日比37.32ポイント高の7397.43ポイントと4日ぶり反発した。
出来高6222万株。値上がり銘柄数は166、値下がり銘柄数は225となった。
 
個別では川本産業がストップ高。YE DIGITAL、ブルドックソース、アゼアス、昭和化学工業、北越メタルなど11銘柄は昨年来高値を更新。千代田化工建設、マーチャント・バンカーズ、東海ソフト、ギグワークス、森組が買われた。
 
一方、リミックスポイントが昨年来安値を更新。マナック、オーミケンシ、ダイトーケミックス、インスペック、光陽社が売られた。
 
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