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173円高と続伸、押し目買いで切り返す
東京株式(前引け)=173円高と続伸、押し目買いで切り返す
26日午前の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比173円42銭(0.66%)高の2万6470円28銭だった。
朝方売り先行で始まったものの、下値では押し目買いの動きが活発で、日経平均は寄り付きを安値としてその後は漸次水準を切り上げる展開となった。
前場中ごろに伸び悩む場面もあったが前引けにかけ買い直された。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感はあるものの、財政出動や金融緩和政策に対する期待感から流動性相場の色が強い。
 
米ナスダック総合指数が最高値を更新した流れを引き継ぎ、半導体関連や電子部品の株が上昇。テレワーク関連のブイキューブや「巣ごもり銘柄」とされるゲーム株も買われた。「グロース株からバリュー株という動きの巻き戻しが進んだ」と指摘する声も出ていた。
 
また、オプションに絡む要因も相場の押し上げにつながった。株高が急ピッチで進んだことから「コール(買う権利)の売り手が買い戻しを急いでいる可能性がある」との声が聞かれた。

 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2280億円、売買高は5億7881万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1276、値下がりは810、変わらずは88だった。
 
業種別株価指数(全33業種)では、その他製品、鉱業、情報・通信業の上昇が目立った。下落は空運業、保険業、ゴム製品など。
 
個別銘柄では、ソフトバンクグループが上昇。エムスリーが上場来高値を連日で更新した。任天堂スイッチの委託生産先に加わったと報じられたシャープが高い。ブイキューブが値を飛ばし、ネクソンや富士電機、楽天が堅調だった。日金属が買いを集めた。国際帝石がしっかりだった。
 
一方、T&DやMS&ADなど保険株が安かった。JALが急落。ヤマハ、浜ゴムも軟調。
三菱UFJ、ファーストリテは、ソニー、トヨタ、日産自、横浜ゴムがさえない。
 
 
東証2部株価指数は前日比16.98ポイント安の6415.72ポイントと続落した。
出来高9745万株。値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は176となった。
 
個別ではユニバンス、松尾電機、北日本紡績、アマテイ、メタルアートが売られた。
 
一方、三社電機製作所がストップ高。ユタカフーズ、ファーマフーズ、Abalance、アサヒ衛陶、電業社機械製作所など8銘柄は年初来高値を更新。リード、タカトリ、東邦金属、省電舎ホールディングス、オーウエルが買われた。
 
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