兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
方向感の出づらい展開か
【オープニングコメント】
方向感の出づらい展開か

21日の日経平均株価は方向感の出づらい展開か。
前日の終値(2万4083円)を挟んで小動き。
日経平均株価の予想レンジは、2万3950円-2万4200円を想定。
 
20日の米国市場が休場し新たな取引材料に乏しく、2019年4〜12月期の主要企業決算の発表を前にした買い控えムードが引き続き強いだろう。外国為替市場で円相場が1ドル=110円台前半と円安・ドル高水準で推移していることは支えとなりそうだ。
 
先高期待感の高まりが見込まれるが、積極的に上値を追う手掛かりに欠けることから、停滞商状となる場面もありそう。一方、好地合いのなか、中国の新型肺炎に関連するとみられる銘柄や親子上場問題に絡んだ銘柄などを中心に、値動きの軽い中小型株への物色が継続されることが想定される。
大阪取引所の夜間取引で日経平均先物3月物は前日の清算値を40円下回る2万4040円で終えた。
本日は日銀金融政策決定会合の結果が発表されるが、金融政策は現状維持が濃厚。展望リポートの公表などもあり、発表直後にはやや値動きが荒くなるかもしれないが、基本的には休場明けの米国市場待ちで様子見姿勢が強まるだろう。
 
日程面で国内では日銀が金融政策決定会合の結果や3カ月ごとにまとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表する。海外では世界経済フォーラム年次会合(ダボス会議)が24日まで開かれる。
 
 
【好材料銘柄】
 
■鳥居薬品<4551>
前期経常を69%上方修正。
 
■トランザス<6696>
東南アジアの商業施設サイネージを展開するシンガポール企業に対し、センサー連動型サイネージ2000台を納品。また、チャネル編成や動画配信のクラウド型CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)サービスの提供を開始。
 
■シンシア<7782>
前期経常を2.6倍上方修正、配当も2円増額。
 
■マーチャント・バンカーズ<3121>
LED照明や節水装置の販売・設置工事を展開するアビスジャパンと資本業務提携し、環境関連事業への取り組みを開始。
 
■ACCESS <4813>
投資有価証券売却益が発生。昨年12月に売却済みの有価証券売却益と合わせて、20年1月期第4四半期に2.3億円を特別利益に計上する。
 
■シルバーライフ<9262>
東証が27日付で東証1部に市場変更する。
 
■クリエイトSDホールディングス <3148>
神奈川県内で食品スーパー「ゆりストア」を運営する百合ヶ丘産業の全株式を取得し子会社化する。
 
■ラクス<3923>
12月全社売上高は前年同月比36.8%増と2ケタ増収が続いた。
 
■SKIYAKI <3995>
東証が21日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
 
■サカタインクス <4633>
印刷用インキの老舗メーカーであるドイツA.M.Rampの全株式を取得し子会社化する。
 
■ホープ <6195>
東証が21日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 

 
【主な経済指標・スケジュール】
 
【国内】
21(火)
黒田日銀総裁会見
日銀が経済・物価情勢の展望(展望レポート) を公表
 
【海外】
世界経済フォーラム(ダボス会議)(〜1/24)
《米決算発表》
IBM、ネットフリックス、ハリバートン
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
a