手掛けづらさが強く意識される
手掛けづらさが強く意識される |
9日の日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落し、2万7999円(前日比249円安)引けとなった。朝方は、8日の米国株式が高安まちまちの中、小安く始まった後、小幅高に転じる場面もあったが、もまなく軟化した。特に指数寄与度が高く、決算不調の東エレクやソフバンGの株価下落が重しとなった。決算悪銘柄中心に売られ、下げ幅は一時280円を超えた。心理的なフシ目となる2万8000円を3営業日ぶりに割り込んだが、早期の大台復帰に手こずるようだと、改めて上値の重さが意識されそうだ。
あす10日の東京株式市場は、決算ラッシュが続き、個別株物色が基本になるとみられる。
木曜(11日)が山の日で休場。米国ではあす10日に注目指標である7月米消費者物価指数(CPI)が発表されるが、この結果を見る前に祝日に入る。指標の発表を前にしては強弱感が定まらず、あすは手掛けづらさが強く意識されるだろう。
また、夏休みに入る市場参加者も多くなり、様子見気分に傾きやすいとみられる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
29448.24 ボリンジャー:+3σ(13週)
29336.78 ボリンジャー:+3σ(25日)
29248.58 ボリンジャー:+3σ(26週)
28675.62 ボリンジャー:+2σ(13週)
28668.95 ボリンジャー:+2σ(25日)
28493.27 ボリンジャー:+2σ(26週)
28420.15 均衡表雲上限(週足)
28068.25 均衡表雲下限(週足)
28001.13 ボリンジャー:+1σ(25日)
27999.96 ★日経平均株価9日終値
27948.98 6日移動平均線
27904.86 均衡表転換線(日足)
27903.00 ボリンジャー:+1σ(13週)
27737.95 ボリンジャー:+1σ(26週)
27594.73 新値三本足陰転値
27556.70 200日移動平均線
27333.30 25日移動平均線
27130.38 13週移動平均線
27112.48 均衡表基準線(日足)
26982.63 26週移動平均線
26977.73 75日移動平均線
26954.99 均衡表雲上限(日足)
5日移動平均線(2019.83円)や節目の28000円をわずかに下回り、ローソク足は陰線で終了。一方、5日線や25日線、一目均衡表の基準線はいずれも上向きをキープ。東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は119.30%と過熱ラインの120%を下回り、25日線との上方乖離率は2.44%に縮小したため、下押し圧力は限られ、短期的な上げ一服の形状となった。