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新興市場見通し
新興市場見通し

今週の新興市場では、マザーズ指数が週後半に差し掛かった9月16日に急落を強いられ、週間でも4週ぶりの下落となった。
自民党総裁選に向けた次期政権への期待から、14日に日経平均がおよそ7カ月ぶりに年初来高値を付けると、マザーズ指数も1200ポイントに迫るまで上昇する場面があった。ただ、1180ポイント近辺に位置する200日移動平均線水準を回復したタイミングで中国恒大集団の債務問題が取り沙汰され、16日は目先の利益を確保するための売りが広がった。翌17日には急反発し、押し目買い需要の強さも感じさせた
なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.4%であったのに対して、マザーズ指数は-1.1%、日経ジャスダック平均は-0.4%だった。
東証1部市場も含め、売りが出やすいタイミングではあった。大幅安の後の動きは心配だが、暴力的な下落だっただけに、早々に修復に進む可能性がある。
 
来週の新興市場では、祝日を挟んでの3営業日のみの取引、また中国恒大問題がくすぶるうえに日米の金融政策決定会合もあって、引き続き株価が上下に大きく振れる場面は出てくるかもしれない。
マザーズの主力銘柄への強気姿勢はまだ崩れておらず、東証1部市場も含め、翌17日には果敢な下値買いが先行していた。一気の下落は想定外ではあったが、いずれ起こるであろう調整を早々に済ませたことはポジティブにもとらえられる。来週は、多少の下落で揺るがないトレンドが確認できれば、買い方の勢いは一層増していきそうだ。
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